朝ドラ『おちょやん』塚地武雅のモデルは花菱アチャコ?浪花千栄子を救った昭和の名漫才師の画像1
NHK連続テレビ小説『おちょやん』」より

 日中戦争に盛り上がる昭和12年の年の瀬。天海千代(杉咲花)は亡くなった父・竹井テルヲ(トータス松本)の借金を岡安に返済する。鶴亀家庭劇は戦争をテーマにした芝居で大盛況となる中、千秋楽の日に楽屋泥棒らしき少年が現れた。3月22日(月)~26日(金)のNHK連続テレビ小説『おちょやん』を振り返ろう。

千代と一平は身寄りのない寛治と暮らすことに

 劇場支配人の熊田(西川忠志)によると、その少年は松島寛治(前田旺志郎)。ある劇団の座長の息子なのだが、座長が亡くなり、劇団が解散したため、1カ月だけ面倒を見てほしいとのこと。なんだかんだで、天海家で引き取ることになった。

 子育てをしたことのない千代は、寛治に母親がいないと知ると、自分をお母ちゃんと呼ぶことを提案。寛治はサラリとかわすが、千代は「お母ちゃんと呼ばせる!」と火がつく。

 翌日、千代は寛治にホットケーキをごちそうするために福富楽器店へ向かった。そこにトランペットの練習を嫌がる富川一福(竹林遼)が現れ、寛治はトランペットを触らせてほしいと貸してもらうが、手をすべらせて床に落とし、傷つけてしまった。帰り道で、この寛治の行動は一福をかばうための芝居だったと知り、千代は感心した。

 その日の夜、京都の鶴亀撮影所で一緒だった高城百合子(井川遥)と小暮真治(若葉竜也)が天海家にやってくる。結婚した2人は、雪で電車が止まって宿も見つからなかったため、千代たちを頼ったのだ。宿泊を引き受けると、「僕らの話は、ここだけにしてほしい」と小暮。何か事情があることを察した天海一平(成田凌)は快諾した。

 翌日、鶴亀から戻ってきた一平は、特高警察が2人を探していることを知る。すると、小暮が2人でソ連に亡命するつもりだと白状し、日が暮れたら出ていくと言った。

 この話を聞いていた寛治は通報することを提案するが、千代は断固拒否。その後、一平は小暮の芝居に対する一途な思いを、千代は高城の女優としての確固たる生き様を知り、天海家にやってきた特高を芝居で見事に追い返した。そして、4人はお互いの幸運を祈りながら別れた。

 翌日、芝居の準備金がなくなり、一平は大山鶴蔵社長(中村鴈治郎)のもとへ。寛治は高城たちが怪しいと言うが、千代はそれを一蹴して家中を探すことに。その最中、寛治が知らないはずの金額を口走り、千代はなぜかと尋ねる。一平から聞いたという言い訳を信じる千代を見て、寛治は「お人よしすぎてアホらしくなるわ!」と盗んだ準備金を放り投げた。寛治は、父親のせいで大人のことが信じられなくなっていたのだ。

―――

 千代は大山社長のもとへ寛治を連れて行き、すべてを報告して謝罪した。大山社長は開き直る寛治を見て、警察へ連絡するよう熊田に命令するが、千代は「うちにはこの子を守る義務があります。人生は楽しいと見せてあげないと、誰が見せるんだ」と頭を下げた。すると、いたたまれなくなった寛治は「もうやめてくれ!」と泣きながら部屋を出て行った。

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