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【センバツ】明豊、優勝確率は100%?実は決勝戦無敗の大分県勢、奈良県に続く快挙なるか

文=上杉純也/フリーライター
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阪神甲子園球場(「Wikipedia」より)

 大分県勢54年ぶりの優勝なるか――。

 2年ぶりに開催された令和初の春の甲子園、選抜高等学校野球大会(通称:センバツ)。3月31日に開催された準決勝第2試合で大分県の明豊高校が愛知県の中京大学附属中京高校を5対4で敗り、同校史上春夏通じて初の決勝戦進出を決めた。

 大分県勢としては1972年夏の甲子園(全国高等学校野球選手権大会)以来49年ぶり、センバツでは67年以来、実に54年ぶりの決勝戦となる。過去に大分県勢が決勝戦に進出したのは、この2回のみ。いずれも津久見高校で、春は高知高校を2対1で、夏は柳井高校(山口)を3対1で下して優勝を飾っている。沖縄本島を除いた九州地方のなかでは唯一、春夏の甲子園優勝を経験している県でもあるのだ。

 今大会の明豊は実に見事な快進撃をみせているが、大分県勢は津久見の優勝以降、過去3度、決勝戦進出を目前にして涙を飲んでいる。その惜しかった軌跡を振り返ってみたい。

 まずは76年春だ。打力が自慢の日田林工高校が準々決勝までの3試合で23点を挙げる快進撃。だが、準決勝で超高校級の“ノンプロチーム”といわれた崇徳高校(広島)の前に1対3で惜敗してしまう。

 94年夏には伏兵の柳ヶ浦高校が大活躍。実はこの年は、ベスト4に残った4校中3校が九州勢となった。前評判は決して高くなかったが、その“九州旋風”の一角を担ったのが柳ケ浦だった。初戦から小山高校(栃木)を7対1、近江高校(滋賀)を14対4、創価高校(西東京)を5対0と撃破。

 準々決勝でも、この大会優勝候補の一角を占めていた仙台育英学園高校(宮城)に対し、6対5で競り勝ち、堂々のベスト4進出を果たした。準決勝では同じ九州勢の樟南(鹿児島)の前に2対10で大敗したが、下馬評を覆す大健闘ぶりであった。

 3度目は、平成最後のセンバツとなった2019年春の明豊である。初戦でプロ注目の左腕・及川雅貴(現阪神タイガース)擁する優勝候補の一角・横浜高校(神奈川)と対戦することとなったが、強打が自慢の明豊は、この及川を見事に攻略。13対5で快勝すると、この前年秋の明治神宮大会王者の札幌大谷高校にも2対1で競り勝つ。準々決勝も古豪・龍谷大学付属平安高校(京都)相手に延長11回、1対0と劇的なサヨナラ勝ちを収め、ベスト4入りを決めたのである。

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