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ワタベウェディング、なぜ経営危機で私的整理に?優良な財務→1年で債務超過に転落

文=編集部
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ヴィアHDも私的整理、サンデンHDは中国企業の傘下に

 焼き鳥居酒屋「やきとりの扇屋」、カフェ「パステル」などを運営するヴィア・ホールデイングス(HD、東証1部上場)も事業再生ADRを活用して再生に取り組んでいる。ヴィアHDは2020年4~12月期の連結売上高が96億円と前年同期より半減。最終損益は38億円の赤字となり26億円の債務超過となった。3月26日、21年3月期の連結最終損益が56億円の赤字(20年3月期は18億円の赤字)になりそうだと発表した。

 横川紀夫社長は、すかいらーく創業者の横川四兄弟の4男。すかいらーくで副社長、会長を歴任。退任後の2003年、ヴィアHDの会長に就いたが18年、最高顧問に退いていた。しかし、19年、業績悪化で社長が引責辞任したため、横川氏が急遽、再登板した。

 4月28日付で横川社長が退任し、楠元健一郎取締役常務執行役員が社長に昇格する。同氏は大和銀行(現りそな銀行)を経て、17年にヴィアHDに入社した。4月20日まで、りそな、みずほ、横浜などの金融機関は返済を猶予している。ヴィアの経営陣は同日の債権者会議に事業再生計画案を提出する予定にしている。「扇屋」のチェーン店のうち50店舗をラーメン店に業態を転換することを検討している。事業再生ADRの枠組のなかで新たなスポンサーを探しているが、外食という業態は、今や構造不況業種である。すんなりスポンサーが見つかるかどうか予断を許さない。

 東証1部上場でカーエアコン用コンプレッサーで世界第2位のサンデンホールディングス(HD)は、中国家電大手・海信集団(ハイセンス)グループ傘下のハイセンス・ホーム・アプライアンス・グループを引き受け先とする第三者割当増資で214億円を調達。ハイセンスは株式の約75%(議決権ベース)を取得し、子会社にする。

 サンデンHDは新型コロナ禍で自動車向けの売り上げが落ち込み、20年6月に「事業再生ADR」を申請、出資先を探していた。20年4~12月期の連結損益は168億円の赤字(前年同期は122億円の黒字)だった。サンデンHDは5月7日、臨時株主総会を開き、ハイセンスがスポンサーになることの承認を株主から得る。サンデンHDは中国系企業になって出直すことになる。

(文=編集部)

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