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タピオカブームを仕掛けアパレルでも成功!「令和のヒットメーカー」の原点

新刊JP
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――採用も独特で、関谷さんが友達になりたいと思えた人を採用する、と。


関谷:そうですね。まさに今お話ししたビジョンに共感してくれる人であるのはもちろんですし、僕らが世界で一番やりたいことを一緒に追求してくれる人を採用しています。上下関係のないフラットな関係のなかで、本当の意味で遊びよりも仕事の方が面白いと感じられるような環境を作るのが目標です。


――ちなみに応募者が100人いたとして、例年関谷さんが友達になりたい人は何人くらいいるんですか?


関谷:弊社の採用の倍率はだいたい40倍から50倍なので、100人いたら2、3人でしょうね。狭き門ですが、僕が今40代で、新卒採用だと20歳そこそこじゃないですか。20歳離れても友達になりたい人って、それはよほど面白い人ですよ(笑)。


――「令和のヒットメーカー」と呼ばれている関谷さんですが、そのすごさは儲けの匂いを嗅ぎ取って成功しているわけではなくて、何もないところからブームやヒット商品を生み出しているところだと思います。タピオカティーの時がまさにそうですね。


関谷:タピオカの時もブームを起こそうとしてやっていたわけではないんです。単純に台湾で飲んだタピオカティーに感動したということもありましたし、何より日本のカフェにコーヒー以外の選択肢がなかったんですよ。


 一部、和カフェで抹茶とか緑茶を出しているところはあるんですけど、それはちょっとカテゴリーが違いますよね。コーヒー以外を売り物にしつつ、スターバックスに並ぶようなブランドがあれば喜ぶ人は多いんじゃないかと思ったのがスタートでした。


――ただ、関谷さんがラブコールを送っていた「春水堂」は日本進出にはかなり懐疑的だったと聞きます。


関谷:そうですね。オーナーに会わせてもらうまでに一年半かかって、そこから先方の経営陣を説得して、日本で一緒に事業をするというところにこぎつけるのにさらに一年かかりました。


――途中で「もう、あきらめようかな」とはならなかったんですか?


関谷:途中でやめようと思うなら、その程度の思いの強さだったということです。まして、僕には水道という「本業」があったわけで。


――たしかにそうですね。


関谷:ただ、本業があったからこそ、タピオカへの熱量を自覚できたところはあります。「水道業が本業なのは自分でもわかっている。だけど、どうしてもやりたい」ということじゃないですか。そこまで思いが強いと、もはや自分では止められないんですよ。


――もう理屈ではないんですね。


関谷:理屈じゃないです。「スーツに見える作業服」もそうです。制作の前に「やらなきゃいけないこと」や「想定しうるハードル」について考え始めるときりがない。「できない理由」がいくらでも出てくる。


だけど、「スーツと作業着の垣根を壊す」ということが持つ大きな価値を考えると、やりたい衝動が抑えられませんでした。


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