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吉田学長のメール
旭川医科大学の同窓会を設立し(昭和53年11月、第1期会長)、育んできた同窓会に私がその名誉と信頼を著しく損ねたことに対するお詫び
令和3年3月30日
旭川医科大学医学部医学科同窓会
会長 原渕 保明様
原測保明会長、そして同窓会の皆さん、この度は、私に対するアンケート調査を386名にもわたる多くの方に施行して頂き、厚く御礼申し上げます。令和3年3月26日、その結果を頂きました。少しく申し上げたいことがあり、筆をとりました。
現在、同窓生は4652名もおります。そのうち、1937名にアンケートをご依頼して頂き、386名(8.3%)にあたる会員からご親切な回答を頂いたと聞いています。
その結果、全同窓生の4652名うち、少なくとも341 名 ( 7.3 % )が「吉田晃敏学長が学長を辞任すべきである」という結果だそうです。
原渕保明会長のご意見によると、私が、社会の不安と不信を募らせ、本学の名誉と信頼 を著しく損ねる一連の不祥事を引き起こした、とのお優しいご指摘です。
原渕会長は、色々とその理由を分析され、私に確認を取ることなく北海道新聞その他全国マスメディアに発信されました。
この点は、同窓会を創設したものとして、極めて恥じ入っております。原渕会長は、もとより人格が高潔であります。
思い出せば、先生が旭川医大を卒業され、札幌医大の耳鼻科にいらっしゃったときに、 あまりにも優秀であったことから私が声をかけ、本学の教授に挑戦することをアドバイス しました。
以来、スライドの作成、講演原稿の直し(当時はパソコンが無かったのでFaxでのやり取りでしたが) 等 で、私も多少なりとも協力をさせて頂きました。
以来、大きな学会を開き立派な教授として成長され、そしてまた、第3代目の同窓会長として君臨されています。
私は、残念ながら、「先生のような」力量も人格の高潔さも持ち合わせておりませんが、同窓会を長年率いてきたいくばかりかの誇りはあります。
今回、なぜ先生が私に着目し、私の足を牽引させているかは、学内の全ての方々は知られているようですが、私の頭脳では計り知れないものがあります。
先生の前途が益々輝かしいものであることを心から祈念し、私が先生に対して抱いている感謝の気持ちの何百倍をここに示させて頂きます。
吉田晃敏
(文=編集部)