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垣田達哉「もうダマされない」

コロナワクチン、接種の進行管理されず…「国民の何割が接種したか」を把握できず

文=垣田達哉/消費者問題研究所代表

担当者「そんなことおっしゃったんですか」

筆者「はい、記者会見ではっきりおっしゃいました」

 筆者が横浜市厚労省のコールセンターに確認したのは4月16日午後だが、優先順位という条件は付けているが、厚労省にすると、接種券を持っていない人や自治体が違う人でも、キャンセル待ちが可能だということは想定していないのだろう。

接種の管理は困難

 確かに、地方自治体によって対応が異なることはあるのかもしれない。練馬区の説明会資料には「1回目接種時に2回目の予約を取る」と明記されているので、決まっていないのは横浜市だけなのかもしれない。接種される側とすれば、練馬区のように1回目の会場で2回目の予約が取れるのはありがたい。

 2回目は、練馬区のように3週間後の同じ曜日、同じ場所で接種するのが混乱しないと思うが、1回目と同じように別途HPから申し込むのでは、いつ予約が取れるかわからない。予約が混んでいて1カ月以上先に予約が取れたとしても、2回目がそんな遅くなって、ワクチンの効果は同じなのだろうかという不安がある。

 河野大臣に「接種券を持っていなくても、他市、他県であっても構わない」と言われても「接種券を持たずに接種を受けた人は、あとはすべて自己管理です」となると「接種済みシールはくれるのか」「それを接種券が来るまで保管しなければならないのか」「3週間後の2回目は優先的に接種できるのか」といったことを考えると、二の足を踏む人も出てくるだろう。自治体としても、接種券を持っていない人や他市、他県の人に接種した場合、その人の管理(1回目の接種をいつして、2回目をいつさせるのか等)をするのは困難だろう。

「国民の何割が接種したか」がわかるのか?

 今回のワクチン接種は、国や地方自治体は、いったい何をどこまでしてくれるのだろう。インフルエンザワクチンのように「接種してもしなくても、何回接種するのかも、予約から接種まですべて国民の自己責任」というなら、行政(国と自治体)は何をするのかをはっきり説明するべきだ。

 接種するかどうかは自由意志であることはわかっているが、2回目の接種をしたい人は、本当に3週間後に接種できるのだろうか。2回目の接種をする3週間後には、その時点での1回目の人と重なることになる。そうなると「2回目の人は優先的に接種できるのか。それとも1回目の人と同じ条件で早いもの順で予約を受け付けるのか」「2回目は遅くなっても有効なのか、それとも有効期限はあるのか」といったことも説明してほしい。

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5:30更新
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