テレワークで気をつけたい3つのハラスメントの画像1
※画像はイメージ(新刊JPより)。

 セクハラ、パワハラに加えて、スメハラ、マタハラ、モラハラなどなど、今は誰かが嫌だと感じたら何でもハラスメントになるといっても過言ではない時代だ。


 あまり物事を気にしない人は「みんな、もう少し寛容になろうよ」と考えてしまいがちだが、こういう人こそ、気づかないところで誰かを不快にしているのかもしれない。


 誰かに迷惑をかけて、かけられて、というのは生きている以上仕方のないこととはいえ、ちょっとした気遣いで誰かを嫌な気持ちにさせることを避けられるなら、それはそれでいいこと。そのうえで、自分が嫌な気持ちにさせられても寛容に水に流す、というのが人生の陰徳というものである。

 

■テレワークでもハラスメントはなくならない


 『それ、やってはいけない! ハラスメント大全』(野原蓉子監修、青春出版社刊)は、誰もがよく知るハラスメントから、「知らなかったけど、これはひどい!」というもの、「このくらいは許してよ……」というものまで、実に様々なハラスメントを紹介していく。


 たとえば仕事に関係するハラスメントでは、昨年から広まったテレワークで物理的な距離ができたため、ハラスメントはしにくくなった・受けにくくなったように思われるが、そんなに単純なものでもない。


 コロナ禍でのテレワークで有名になったのが「リモハラ/リモート・ハラスメント」だ。


 リモート会議でモニターに移り込んでしまう自室の様子にいちいちツッコミを入れることで、「今日のビデオ映りはなかなかいいねえ、化粧かな?」「いい部屋だね、今度遊びに行っちゃおうかな」といったセクハラまがいのものから「新人のくせに俺よりいいソファ使ってるじゃないか」などパワハラと捉えられかねないものまである。セクハラもパワハラも、テレワーク下でも健在なのである。


 仕事中だということは重々承知していても、お互いに自宅にいるということで、ついつい軽口が出てしまうのかもしれないが、言った本人にとってはただの軽口でも、言われた方はそう思わない、というのがハラスメントの本質だ。

 

■部下の文章にダメ出しが止まらない上司の「〇〇ハラ」


 報告書に企画書、レポートなどなど、仕事には「文書」がつきもの。それはテレワークになっても変わらない。


 部下から送られてきた文書をレビューしていると、いつもひとこと言いたくなる、という上司が気をつけたいのは、文書に対してありとあらゆるダメ出しをしまくる「テクハラ/テクスチュアル・ハラスメント」だ。


 会社によって文書の書き方にはフォーマットがあるもの。ただ、それにならって書いても文章にはどうしても個性が出てしまうもので、その個性は人によっては読んで気持ちが悪いと感じることもある。


 もちろん、正当な批判であればいいのだが、毎回「一行見ただけでわかる。却下ね」「学校で文章書いたことない? これひどいよ」とやってしまっては、完全にハラスメントである。「文章が女々しい」「これは男の発想だよ」といった性別に結びつくフィードバックもNG。批判するならどう直せばいいのかわかるように具体的に、が基本だ。

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