池の水サイダー&肉の城壁を生んだテレ東『今日からやる会議』のガチすぎる魅力とは?の画像1
今日からやる会議(テレビ東京)の番組情報ページ | テレビ東京」より

 実験的かつ挑戦的なテレビ番組を得意とするテレビ東京。『ゴッドタン』に『緊急SOS!池の水ぜんぶ抜く大作戦』といった個性的な番組シリーズが人気の中、『今日からやる会議』という前代未聞の番組が放送されていることをご存知だろうか?

『今日からやる会議』(土曜深夜2:10~2:35)は2020年1月にスタートした番組で、出演者はお笑いコンビのカミナリとさらば青春の光に、テレ東で働く現役のスタッフたち。内容は、芸人2組がテレ東とタッグを組み、テレ東発の新プロジェクトを立ち上げ、今までにない新商品やサービスを提供して稼ごうというもの。彼らが番組に出演する際のギャラはなく、ビジネスの成功報酬から支払われるという斬新かつ画期的な仕組みになっている。

 次々に新プロジェクトを立ち上げて商品化・販売をして利益を出さないと自分たちのギャラが出ないということもあり、会議に臨む4人の本気度は高く、3~4時間に及ぶこともざらにある。

 そんなガチ加減が功を奏して、この1年弱の間にさまざまなコラボ商品を生み続けている。また、はじめは新商品を発売しても振るわなかったが、失敗からも学びを得て、一歩ずつ成長している。まさに、現代にふさわしい芸人ビジネスドキュメンタリーなのだ。

「池の水サイダー」は1万本以上を販売

『今日からやる会議』は番組名の通り、テレ東の会議室で真剣に新規プロジェクト立案に取り組む様子がメインとなっている。芸人4人が次々にアイデアを出していき、テレ東のスタッフはその実現をサポートするという役割だ。

 注目したいのが、やはり芸人である彼らの、想像のななめ上をいくアイデアの数々。

 また、芸人とテレビ局の番組スタッフだけでは心もとないため、新規ビジネスをスタートする際には、その道のプロを「賢人」として招き、各業界の常識やビジネスノウハウをレクチャーしてもらう。そして、そこで学んだことを土台にアイデアを出していくのだ。

 たとえば、1人目の賢人として有名編集者の箕輪厚介氏を招いたときには、「テレビ東京の番組にはコアなファンがついているはずなので、その視聴者の熱量をお金に変える新規ビジネスを立ち上げた方がいい」とアドバイスを受けた。

 そこから生まれた代表的な商品が、『池の水ぜんぶ抜く大作戦』とコラボした「池の水サイダー」だ。番組プロデューサーに商品化の許可を得て、池の水のような色味と臭さがあるけれど、なぜかおいしいという不思議な炭酸飲料を1万2000本製造した。すると、番組を見ていたゲームセンターのクレーンゲーム用グッズの企画運営をする会社が、販売先として手を挙げた。さらに、ヴィレッジヴァンガードでの販売も決まって、1万1807本を販売。1人当たり5万5620円の報酬をゲットした。

 また、「池の水サイダー」の製造本数を決める会議では、ロットを上げて原価を下げたいカミナリ&さらばが、赤字を出したくないテレ東社員を説得するシーンも。芸人vs番組スタッフの臨場感漂う攻防戦も楽しい。

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