朝の韓国ドラマが『ラヴィット!』より高視聴率…民放最下位でも光るテレ東の別次元の戦法の画像1
テレビ東京本社が入居する住友不動産六本木グランドタワー(「Wikipedia」より)

 視聴率“民放最下位”をひた走るテレビ東京。最近はTBSと最下位争いを繰り広げているが、それでもその位置は揺るがない。しかし、近年はその振り切った番組手法が「テレ東ブランド」として信奉され、熱心なファンも多いという。そんなオンリーワンの局の直近の視聴率を覗いてみた。

太川と出川が支える旅バラエティは堅調

 まずはバラエティを見ていこう。近年のテレ東のヒット番組といえば、太川陽介と漫画家・蛭子能収の迷コンビで人気を博した『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』だろう。現在、このシリーズは終了し、後継番組として、田中要次と芥川賞作家・羽田圭介による『ローカル路線バス乗り継ぎの旅Z』が放送されている。

 ただし、最近は太川を新たに据えてスタートした『バスvs鉄道乗り継ぎ対決旅』のほうが話題のようだ。

「5月5日に放送された『対決旅』第8弾の個人視聴率は4.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)。『1周回って知らない話&今夜くらべてみました「芸能界の気になる」合体3時間SP!』(日本テレビ系)、『くりぃむクイズ ミラクル9 ~2時間SP~』(テレビ朝日系)、『世界くらべてみたら3時間SP』(TBS系)の個人視聴率が6%の中、よく健闘したほうでしょう。ちなみに、フジテレビ系の『逃走中~こどもの日4時間SP~』には0.1ポイント差で勝利しています」(テレビ局関係者)

 また、太川が始めた新たなシリーズも人気だという。

「4月14日には『ローカル路線バス乗り継ぎ対決旅 陣取り合戦』の第4弾がオンエアされました。この『陣取り合戦』企画は、あるエリアの市町村を“陣地”に見立て、スタートからゴールをバスで乗り継ぎながら目指す間に、どちらのチームが多くの陣地をとれるかを競うもの。このときは太川チームとA.B.C-Z・河合郁人率いる河合チームが茨城県を舞台に戦い、視聴率は世帯6.7%、個人3.8%でした。『対決旅』よりは劣るとはいえ、いまだにテレ東の旅番組は太川が支えているといえるでしょう」(同)

 太川のほかにもうひとり、テレ東ではおなじみのタレントがいる。

「5月1日放送の『出川哲朗の充電させてもらえませんか?絶景“古宇利島”から沖縄縦断145キロSP』は世帯7.9%、個人5.2%。ちなみに、セレブモデル・マリエによる枕営業疑惑の告発で騒がれていたさなかの4月17日に放送された『充電』も、世帯8.4%、個人5.2%と堅調でした。世代別でみると50歳以上が圧倒的ではありますが、この日のM2(男性35~49歳)は3.5%、F2(女性35~49歳)も3.8%と、確実に取れています」(同)

『ラヴィット!』より高視聴率の韓国ドラマ

 そんなテレ東だが、平日朝の時間帯はいったい、何を放送しているのだろうか? 7時5分からは子ども番組『おはスタ』、7時30分からは同じく子ども番組『きんだーてれび』、7時35分からは赤ちゃんが楽しめる知育番組『シナぷしゅ』と、完全にキッズと母親層を取り込もうとしている。

 そして、8時からは旅番組『ハーフタイムツアーズ』、裏のNHK連続テレビ小説が終わる8時15分からは韓国ドラマが9時11分まで放送されるなど、徹底した差別化を図っている。

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