Candy Foxx、インド侮辱動画の波紋拡大…大使館も苦言、協力者が引退の画像1
「Candy Foxx」(@StudioCandyFoxx)より

 昨年末に解散した「レペゼン地球」が名前を変えて再始動した音楽YouTuberグループの「CandyFoxx」に対する批判の声は、収まる気配が見えない。

 事の発端は、5月5日に公開した新曲「Namaste!! CURRY POLICE」のミュージックビデオ(MV)。インドのイメージを前面に押し出した楽曲で、頭にターバンを巻き、民族衣装に身を包んだ「カレーポリス」をメインキャラクターにした動画になっている。このカレーポリスが、「世界の食べ物を全てカレーにする」と豪語し、世界に繰り出すという内容で、音楽やダンスなどを織り交ぜつつ、コミカルな映像が展開されていた。

 だが、MVが公開されるや、たちまち批判の声が殺到。特徴的なのは、海外からとみられる英語での抗議文の嵐。「インド人を辱めるステレオタイプ」「気持ち悪い。恥知らずだ」など、インドの文化やインド人のイメージを馬鹿にした内容だと受け取られた模様。

 このような批判を受けCandy Foxxは、当該動画を非公開にしつつ、チャンネルに英文で謝罪メッセージを投稿。「My deepest and sincerest apologies.」(心から深くお詫びします)と題し、「皆さんを楽しませるつもりだったが、無知のために逆の結果になってしまった」と釈明し、軽率だったと反省の弁を述べた。さらに、インド人やインド文化が好きで、尊重しており、怒らせるつもりはなかったと述べ、理解を求めた。

 さらにこの日、インドの日本大使館が声明文を発表。インド人から大使館に抗議の声が寄せられていることを明かし、「インド文化を歪めた動画が投稿された」として遺憾の意を示した。すでに動画が削除され、謝罪動画も出されていると言及しつつ、「不適切な動画がインドの多くの友人たちを怒らせたのは残念」と苦言を呈した。

 これで批判の声は沈静化するかにみえた。だが、件の動画に出演していたYouTuberが、インド向けYouTubeから撤退すると発表し、騒動が再燃する兆しを見せている。

「日本人YouTuberのKOHは、インド向けのYouTubeチャンネル『Namaste Kohei』を運営し、インドで非常に高い人気を獲得してきました。インドの文化を日本人に紹介したり、日本の文化をインド人向けに紹介するなど、両国の橋渡しになるような動画をつくってきています。ヴァイオリンも堪能で、インド人に愛されそうな音楽を数多く演奏し、200万人を超えるチャンネル登録者の多くはインド人だとみられています。

 そのKOHが、『カレーポリス』のMVに短時間ですが、出演していたのです。インドで高い知名度があったKOHにも、すぐに批判の声が寄せられたようです。それに対してKOHは、数秒出演しただけで制作には深く関わっていないと釈明していました。しかし、実は企画段階から深く関与していたことが明らかになり、かえって批判の声が大きくなってしまったのです」(芸能記者)

 そこで5月16日、KOHはTwitterでインド向けYouTubeからの引退を発表。「保身のために嘘をついた」として、「より多くの方々に不快な思いをさせる結果」を招いたと謝罪。一部の歌詞の翻訳、インド人歌手の手配、音楽録音の立ち合い、一部の歌とセリフの担当、日本での動画撮影の立ち合いと、深く関わっていたことを認めた。

 動画制作に関与していたKOHがインド向けYouTubeからの引退を発表したことで、あらためてCandyFoxxへも厳しい目が向けられている。人種差別などへの関心が高まっている今、国際摩擦を引き起こしかねない動画だったとの声も少なからず出ており、しばらく尾を引く可能性もある。

(文=編集部)

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