5月5日時点で時価総額は24兆円、一方、ウォルト・ディズニーは36兆円。両社は一時並んだが、現時点ではディズニーに大差をつけられた。モフテットネイサンソンの調べによると、米国の動画配信サービス市場におけるネットフリックスのシェアは73%で首位。アマゾン・ドット・コムが運営するアマゾン・プライム・ビデオ(第2位)を大きく引き離している。“巣ごもり特需”が消えても、地位が揺らぐことはなさそうだ。

東宝スタジオを賃借、日本で初の制作拠点を確保

 年間1兆円を投じて制作・買い付けをしている独自コンテンツがネットフリックスの成長を支えている。1979年に創業し、DVDのレンタルサービスで成長し、07年、動画配信に参入。13年からオリジナル作品の制作を本格的に始めた。これまでに配信したオリジナルの映画やドラマは1500本を上回る。

『愛の不時着』のようなヒット作品が次々と生まれるわけではないが、オリジナル作品制作に力を入れる。日本を代表する撮影所のひとつである「東宝スタジオ」と、ステージ2棟と関連施設を21年4月から複数年にわたって賃貸する契約を結んだ。日本に制作拠点を持つのは初めてである。

 東京・世田谷の東宝スタジオは「ゴジラ」シリーズをはじめ多くのヒット作が制作された日本最大級のスタジオだ。「No.7ステージ」(957平方メートル)と「No.10ステージ」(658平方メートル)を賃借。制作を発表済みの『幽・遊・白書』や『サンクチュアリ-聖域-』といった作品制作で活用する。スタジオを賃借して実写作品を制作するのは初めての試みで、15作品を配信する予定だ。

 日本でのサービス開始は2015年。アニメ制作会社と提携し、50本の日本発の独自作品を配信してきた。

(文=編集部)

情報提供はこちら
RANKING
  • 企業・業界
  • ビジネス
  • 総合