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瀕死のタクシー業界でも売上をアップさせるドライバーの意外な仕事術…都心3区も需要激減

文=後藤豊/ライター兼タクシードライバー
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「特に夜がきついです。私も以前は中で仕事をしていましたが、今は時間帯によって郊外の駅付けをしています。利用客の少ない駅の場合、タクシーの台数も必然的に少なくなるのですが、今は夜10時台にタクシーが1台もおらず、乗せ放題となるタイミングがあるんです。

 先日、各駅停車しか止まらない駅で夜10時台に5人の客がタクシーを待っていました。最初の1人をワンメーターの場所まで送り届け、すぐに戻ると、2人目の客がまだ待っていました。ほかのタクシーが1台も来なかったんです。その人も近かったのですぐに戻り、結局1時間で9組の客を乗せました。1時間でこれだけ乗せたのは初めてです。近場ばかりでしたが、その1時間で7000円の売り上げノルマをクリアしました」

 多くのタクシードライバーが「あんなところに行っても……」と思う小さな駅だからこそ“独り占め”できたわけだ。

 同じ時刻、西麻布や六本木には空車が多く集まり、2時間ほど乗せられなかったと、このドライバーの同僚がこぼしていたそうだ。

「ワクチンが早く行き渡り、コロナが収まるのを待つしかありません」とこぼすこのドライバーは、景気が元に戻るまで「空車が少なく客の多い区域や、駅で仕事をする」と語っていた。

(文=後藤豊/ライター兼タクシードライバー)

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