ビジネスパーソン向け人気連載|ビジネスジャーナル/Business Journal
と、今回はなかなか極端な話になってしまいましたが(笑)、久々にXbox Oneに触れたことで、図らずもMicrosoftのゲーム事業の方針についても再確認することができました。彼らはゲームパスによって、ハードの世代間や、ゲーム機とPCの違いも超えた「ゲームのインフラ」を作りあげようとしているのです。
Microsoftの強みとして特に大きいのは、ネットサービスに使用するクラウド・Microsoft Azureを自前で持っていること。そのため、コスト面で正面から競合できる相手はGoogleくらいでしょう。また初代Xbox発売から20年間、ソフトの互換性を重視し、一貫して取り組み続けてきた努力が、ゲームパスのソフトラインナップにも反映されているわけです。
ここしばらくはゲームパスに追随できるサービスは出てこないことが予想されますが、変化の早いこの時代、何が起こるかわからないもの。また、現状のサービスの質をどこまで維持できるのかも未知数です。だからこそ、ゲームパスを試してみるなら、今こそがベストタイミングだといえるでしょう。
(文=高橋祐介/ライター、Xbox歴14年目)