松井ムネタツ「たかがゲーム、されどゲーム」

『ソニック』の生みの親がつくった『バランワンダーワールド』は完全な新機軸なゲームだ

 これが地味に大変。「ココが怪しい!」という箇所をいろんな衣装を駆使してやっと到達した! と思ったらバランスタチューではないアイテムだった……なんてこともあるので、つい一喜一憂してしまう。バランスタチューを見つけたときの喜びといったら「うっしゃー!」とガッツポーズするほどうれしいんだけどね。

キャラクターデザインが秀逸!

 本作の新機軸な部分、もうひとつはそのキャラクターデザインだ。中裕司氏とともに『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』のビジュアルをつくった大島直人氏がデザインを担当。この独特かつユニーク、そして可愛らしく唯一無二のキャラクターたちは、大島氏ならではといっていいだろう。

▲これはオープニングのムービーシーン

 さらにこうしたキャラが、ステージごとに登場するボスキャラを倒した後に用意されているミュージカルシーンで華麗に踊りまくる。本作の見所のひとつなので、ムービーシーンはスキップせずしっかり見てほしい。

▲ボス退治後のミュージカルシーン

 ムービーシーンといえば、本作にはセリフらしいセリフがほとんどない。ムービーやゲーム中など、ほとんどの場面をビジュアルだけで伝えようとしている。1ボタンで遊べる&なるべく文字やセリフを使わないということで、アクションゲームに不慣れな低年齢層にはちょうどいい仕上がりになっているのかもしれない。

▲ボス戦の前後にはムービーシーンが挿入される。これがまたクオリティが高い

 ボスキャラもじつに適切な難易度だ。ほどよく頭を悩ませつつ、倒し方さえわかればじつはそんなに難しくない、という仕上がり。個人的にはボス戦が一番楽しかった。これをやりたいがために先に進めているといってもいいだろう。

▲ボス戦はどれも個性的。その攻略法を見つけていく工程が楽しい

 これまで散々いろんなゲームを遊んできたアラフォーおっさんには、ちょっと物足りないと感じるかもしれない。だがアクション初体験な子供であれば、衣装をチェンジしていろんなアクションがあるだけで、メチャクチャ楽しいのではなかろうか。

 もうウチの娘は成人式を迎える年齢になってしまうのだが、小学生くらいだったら本作を一緒に遊びながら(2人協力プレイも可)あーでもない、こーでもないとキャッキャ言いながら親子の絆を深めることができたかもしれないな。今からでも一緒に遊んでくれないかなあ。父の日に頼んでみるか。

(文=松井ムネタツ/ゲーム系編集・ライター)

(C) 2021 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.

ゲーム名:バランワンダーワールド

メーカー:スクウェア・エニックス

対応機種:PlayStation5 / PlayStation®4 / Nintendo Switch / Xbox Series X|S / Xbox One / PC

ジャンル:ワンダーアクション

発売日:2021年3月26日

価格:希望小売価格7678円[税込]

『バランワンダーワールド』公式サイト

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