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市長室に女性用ガラス張りシャワー室設置の市川市長、私設秘書が逮捕…市の業務に介入か

文=編集部
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新築された市川市役所第1庁舎。完成後、市長室のシャワーが増設された。(撮影=編集部)

テスラ公用車と市長室のガラス張りシャワー室で全国ニュースに

 そんな村越市長が最初に注目されたのは、2019年7月のこと。環境保護施策として、市長と副市長が使用する公用車2台に関し、米・電気自動車のテスラを導入すると発表したことだった。市長自ら二酸化炭素の排出抑制をPRするという趣旨だったのだが、1台1000万円をくだらないテスラの価格に対して住民や市議会から疑問の声があがった。

「税金の無駄遣い」などと各メディアに取り上げられ批判は激化の一途をたどり、早くも11月には導入を断念。以前通りの国産車を公用車と使うことになった。市関係者は「市長は『政策が逆行した』と憤懣やるかたない雰囲気でした。市内外から批判の声がたくさん寄せられていて、致し方なかったとは思うのですが……」と振り返る。

 一方、同市の自営業男性は次のように当時の心境を語る。

「電気自動車を公用車にするのはいいけれど、テスラである必要性がまったくわからない。あの車、時速300キロくらい出るんでしょう?いったいそんな高速走行でどこに行こうとしていたのか。正直、あまりにも突飛な発想でびっくりしたというのが偽らざる本音です。批判というより、疑問しかなかった」

 しばらくの間、表面上はなにも起らなかったが20年10月、再び村越市長の名前は全国に響き渡ることになった。前出の「市長室のガラス張りのシャワー室」が設置されたのだ。

 市は17年6月から市役所第1庁舎(新庁舎)の建設を開始。20年7月に完成した。鉄骨造地上7階地下1階、延床面積3万480平方メートルの一部吹き抜け構造で、多目的スペースも有する壮大な庁舎だ。

 新庁舎は8月に部分開庁し、業務を開始したのだが、工事はまだ終わっていなかった。“市長や職員が使用するための災害時専用のシャワー室”の設置工事がちょうどそのころ始まっていたのだ。シャワー室はガラス張りで、市長室内のトイレの隅にあり、どうやっても市長室の中央を通らないと入れない配置になっていた。ちなみに同庁舎内には別の場所にシャワー室が3つある。

 なぜ外部から中が見えるガラス張りなのか。また災害時専用のシャワー室を、広大な市庁舎の中からあえて市長室に新設したのか。再び「税金の無駄遣い」との批判やシャワー室の“用途”に関する疑念の声があがり、多くのメディアに取り上げられたのだった。市議会3月定例会では、シャワー室の撤去と、設置・撤去に関わる費用分を市長報酬から減額することを求める決議が可決された。

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11:30更新
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