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市長室に女性用ガラス張りシャワー室設置の市川市長、私設秘書が逮捕…市の業務に介入か

文=編集部
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 市広報室秘書課によると、今年6月1日の定例会見で、村越市長は以下の点を強調したという。

・災害時に市長室を休憩室として開放する

・シャワー室は女性職員が利用するが、専用ではなく、自らも使う。

・必要な施設と考えているので活用する。女性用に開放すれば気を楽にして使ってもらえる

・災害時は災害対策本部や庁舎内の情報集関連部署に詰めるので市長室にはいない。

・普段から市長室は整理しているので情報漏洩などない。

・休憩室として利用するのは、災害が発生し、市職員が2~3日役所に詰めなければならないような緊急事態に限り、仮眠室のように使う。

 そのうえで、同課の担当者は「新庁舎はオープンスペース構造になっていて、そもそも“部屋”が少なく、秘書課と市長室は最もセキュリティの高い場所でもあります。そのため、市長室が女性用休憩室として適しているということです」と補足説明した。

女性職員の親「感情的に受け入れられないものがある」

 一方で、住民からはやはり疑問の声が上がっている。独身の市職員の娘を持つ60代の住民女性は次のように話す。

「公の施設・部屋とは言え、男性上司の執務室で娘がシャワーを浴びるというのは生理的な不安感があります。感情的に受け入れられないというか……変な邪推して大変申し訳ないのですが、女性職員がそういう疑念を抱いたり、不安を感じたりしなくて済むようにしていただくことはできなかったのでしょうか。税金を無駄にせず、公共施設の有効利用という意図はよくわかりますが、シャワーは女子更衣室の近くに作るとか、他にもやりようはあったのではないでしょうか」

 また工事に関し、誰も疑問を挟まなかったのかという疑問も乗じる。もしくは職員側から「女性用休憩室設置の要望」があったのか。元市職員の男性は次のように話す。

市長室のシャワー室の追加工事の件は、現役職員は“あれ?”と思っても口を出せない雰囲気だったようですね。村越市長は良い意味でも悪い意味でも“曲げない人”ですから」

災害時に市長室のガラス張りシャワーは有用なのか

 実際、村越市長の主張する「市長室を臨時の女子休憩室に活用する」「シャワー室を設ける」というプランは有事にどの程度有効なのだろうか。東日本大震災の津波で、町役場が流された岩手県大槌町の建設業男性は語る。

市川市さんの庁舎を拝見する限り、基本的に吹き抜けで構造の庁舎なので、災害時の女性用休憩室のような『部屋』がなかなか確保できないという事情もあるのかな、と思いました。内陸に位置する市川市さんの市役所が大津波で流されることはないかもしれませんが、大災害の時には我が町の役場のように施設そのものが使えなくなる想定外の事態は起こり得るのです。どれほど立派な建物でもリスクはあります。

 最近では東日本大震災時の教訓を生かし、多くの自治体がパーテーションを活用してプライバシーがしっかり守れる女性用スペースを構築する手法を導入しています。体育館でも多目的スペースでも、場所を選ばず設置できます。災害時の職員は住民支援のため各避難所や被害地区を飛び回ることになるので、そういうスペースは機動的に運用できるものの方が良いと思いますよ。

 シャワー室も災害時専用で準備するのであればプラスチックコンテナの可搬式のものの方が、職員のみならず住民用としても活用できますし、避難所間で融通もできます。お湯ではなく水しか出ませんが、使い勝手は良いと思います。なにより外からも中は見えませんしね」

 今年3月30日、村越市長は自身の公式Twitterアカウントに唐突に以下のような投稿をしている。

 メディアスクラムやインターネット上の誹謗中傷が問題視されて久しい。村越市長の言うように、批判する側が“汚れている”という場合もあるのかもしれない。しかし一連の施策や私設秘書の逮捕に関し、“純粋な疑問”が尽きないのは住民だけではないはずだ。

(文=編集部)

 

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