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アマゾン「定期おトク便」デフォルト選択トラブル多発…なぜ「ダークパターン」放置?

文=二階堂銀河/A4studio
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 そうはいっても、消費者目線に立つと腹立たしい。自主規制という形でアマゾンはこの設定を改善するつもりはないのだろうか。

「特にないと思います。例えば“初回無料の化粧品を買わせておいて、よくよく見ると6カ月で10万円の代金でした”といった詐欺のような売り方に対しては、消費者庁も強く規制しています。ですが、『定期おトク便』に関してはそうした誤認表示ではないし、法律にも触れていないということで、表示方法を変える動きも今のところはみられません。

 誤認表示ではないという意味では、これから法規制が整っていくことも考えにくいです。法律に触れていない部分なので、ダークパターンについて社会的論議が進まないとアマゾンも現状のままなのではないでしょうか」(三上氏)

 そんな現状を鑑みて、三上氏は消費者庁などの対応に期待したいという。

「現状で間違って商品が届いて困っている人も多いと思いますので、今後は消費者庁がある程度指導していくなり、ガイドラインを作るなりしてもらいたいですね。『定期おトク便』は法律に抵触する部分ではないので、ガイドラインで呼びかけるべきところです。あるいは、国の予算の支援を受ける第三者団体を作って、ダークパターンを使っている会社に名指しで改善を呼びかけるようなやり方でもいいかもしれません。

 ただ、そもそも定期購入で商品単価を安くするという手法は、さまざまなサイトで行われていることです。そのなかでダークパターンを使っている会社はアマゾンだけではないですから、ポチる前に各自でよく確認してから購入することが大切。自分自身でダークパターンに引っかからないように自衛していくことが一番大事なことだと思います」(三上氏)

 確かに通販サイトへの過信は禁物なのかもしれない。購入する前に、自身が望んでいない条件に設定されていないかどうかは、自身でよく確認すべきところだろう。

(文=二階堂銀河/A4studio)

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