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発言炎上の竹中平蔵氏はパソナ会長=五輪の利害関係者…1社独占契約、9割中抜き報道も

文=編集部
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「一つは官僚というものは実は終身雇用年功序列の典型、官僚の皆さんももちろん専門的な知識を持って日本を良くしたいと思って官僚になっている。

 しかしながら、だんだん歳をとるとともに官僚というのは終身雇用、年功序列でやっているから、国民のために良い政策もやりたいけれども、自分の組織を守るために良い政策もやりたいという風に実はなってきます。天下り先の確保というのはその典型ですよね。

 これが終身雇用、年功序列だから自分が局長の時に作った新しいポスト、天下り先、そこに自分がいける、ないしは自分の先輩が行ける。

(中略)

 もう一つ大きな問題があります。それは官僚というのは国民の選挙という洗礼をうけてない。国民に選ばれたんだという政治家であるならば、これは思い切ったことができますけども、官僚というのは別に国民の選挙の洗礼を受けていませんから、国の土台に影響するようなものすごく大きな政策って、やっぱりできないんですね。

 知恵がありますから、ここをちょっと変えよう、あそこをちょっと変えようというような知恵は、官僚からは結構出てきますけども、例えば皆さん旧郵政省が郵政の民営化を提言すると思いますか。そんなこと絶対しません。

(中略)

 そういう点が実は官僚政治官僚による政策の問題点です。だからこそ、国全体のことを考えられるような総理主導の政策でやっていかなければ、そういう風に考えています」

 この動画を見た立憲民主党衆議院秘書は次のように突っ込みを入れる。

「もはや、終始雇用制に対する“憎悪の化身”のように見える動画ですね。確かに組織至上主義や縦割り行政の非効率性の是正と、国民の負託を受けた政治主導での国家運営は自民党だけではなく、多くの政党の基本方針です。効率化すべきものはすべきでしょう。

 天下りを防ぐために職員の終身雇用を取りやめたとして、まさかパソナさんが代わりに『職員を派遣し業務を代行する』とか言い出さなければ良いのですが。つまり五輪の運営業務のようにできれば、パソナさんが利権を独占できるために、こういう主張をしているのではないかとも思えてしまいますね。

 五輪組織委の運営業務委託の件はさすがに自民党内でも、『やりすぎではないのか』という声が上がっているようですよ。森喜朗元首相、安倍前首相、菅首相の肝いりの竹中氏の顔もあって、誰も表だって声にしませんが。

 中央省庁にはパソナから派遣されている職員もたくさんいますが、もっと増やせというのでしょうか。正規の基幹職員の不足で新型コロナ対策が従前に回っていないのは周知のとおりです。派遣職員と正規職員の間に漂う職場の有形無形の緊張感も前から課題になっています。また竹中氏は一度、選挙出ていますよね(編集部注:竹中氏は2004年7月の参院選で比例区で当選)。一度でも国民の負託を受けたことがあるのに、『世論は間違っている』と言えてしまうのはある意味すごいですね」

 竹中氏の次の問題発言はなにか――。注目しているのは、野党関係者やマスコミだけではなく、“味方”であるはずの与党や五輪関係企業も同様のようだ。

(文=編集部)

 

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