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旭川・中学生イジメ自殺、教頭が親に「加害者10人と被害者1人の未来どっちが大切か」市教委も揉み消しか

文=編集部
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 イジメを揉み消して母親に暴言を吐いたとされる校長はすでに昨年退職していますが、たとえ退職しているとしても、教育界の有力OBである彼の責任を厳しく追及するような調査など期待できない。彼にシンパシーを抱く校長や、懇意にしている人間も多いでしょうから、教育界内部からの反発も怖いでしょうしね。この校長も2000万円近くの退職金をもらって、あとはのんびり静かに暮らしたいでしょうから、マスコミの取材などで語ってる言葉から察するに、“今さら過去をほじくり返されて、いい迷惑”くらいにしか思っていないんじゃないですかね」

イジメ、教師によって対応はまちまち

 また、40代の公立中学校教師はいう。

「自分が担任を受け持つクラスでイジメの疑いを感じた際、物怖じせず徹底的に当事者の子どもたちと向き合うのか、逆にできるだけ“気づかないふり”をするのかというのは、教師によってまったくまちまち。学校単位でいえば、トップである校長や教頭によって全然対応が違ってくるのが実情です。

 学校の現場では、新卒の新人教師がなんの準備もマニュアルもなく、いきなり担任を任されて現場に放り込まれる。教師たちはそのなかで試行錯誤しながらノウハウを身につけていくわけなので、結果としてイジメへの対応方法や考え方も教師によってバラバラになる。“そんなのは、教師の仕事じゃない”“すぐ警察に通報すべき”と考える教師もいるくらい。加えて、今の学校教師は、朝のホームルームに始まり日中の授業、部活動の指導、生徒の生活指導や保護者対応、さらには内申書や教育委員会などへの報告書の作成など書類仕事も重なり、朝7時から夜10時過ぎまで働きづめになることも珍しくないほどの激務。部活動で休日がつぶれることだって多い。

 まったく言い訳にはなりませんが、そういう勤務環境のなかで、学校や教師が、できるだけイジメなどの面倒な問題を“なかったこと”にしようという方向に傾く面はあるでしょう。

 また、あくまで私見ですが、特に50代以上の教頭や校長などの管理クラス、いわゆる“古いタイプの先生”のなかには、“学校にイジメなどあってはならない”“あるはずがない”という固定観念に縛られ、イジメの存在を認めようとすらしない人が多いような気がします」

 当サイトは2021年4月26日付『旭川・中学生イジメ自殺事件の闇…校長は隠蔽・対応放棄、道警と地元メディアは黙殺』で学校と市教委の杜撰な対応について報じていたが、今回、改めて再掲載する。

――<以下、再掲載>――

 恐ろしいほどの隠蔽体質に、驚きが広まっている――。

「文春オンライン」のスクープで明るみに出た、北海道・旭川市の女子中学生イジメ自殺事件。今年2月に命を絶った廣瀬爽彩さんが、転校前に通っていた旭川市立北星中学校で上級生グループから、不適切な動画の撮影を強要され、その画像をSNSで拡散させるというイジメを受けていた事件だが、爽彩さんが2年前に自殺未遂を起こしていたことを地元メディアが報じていた。

 月刊誌「メディアあさひかわ」(月刊メディアあさひかわ)は、19年9月発売号でこの問題を追及。同誌によれば、当時、事態を把握した北海道警察や旭川市教育委員会は、北星中に対して適切な対応を求めたものの、学校側は「いじめはなかった。男子生徒らの悪ふざけ」(同誌より)などとして、当時の校長を中心として、おざなりな対応に終始していたという。

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