
毎年夏恒例のチャリティ番組『24時間テレビ 愛は地球を救う』(日本テレビ系)が、8月21~22日にかけて放送された。1978年の第1回から、今年で44回目の放送となったが、2日間通しての平均世帯視聴率は12.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、歴代29位タイの成績となった。
新型コロナウイルス感染症拡大を受け多くの人がステイホームを余儀なくされているなかでの放送だったにもかかわらず、“不発”となったわけだが、その原因の1つとしてメインパーソナリティのKing & Prince(キンプリ)の存在を指摘する声も出ている。
ジャニーズ事務所所属のキンプリは、2018年5月にファーストシングル『シンデレラガール』でデビュー。もともとは平野紫耀、永瀬廉、髙橋海人、岸優太、神宮寺勇太、岩橋玄樹の6人で活動を始めたが、同年11月から岩橋がパニック障害の治療をするため休養に入り、そのまま今年3月をもって脱退(ジャニーズからも退所)。正式に5人で活動することとなったキンプリだが、5月に『24時間テレビ』のメインパーソナリティ就任が発表され、本番もしっかりと大役を務め上げた。
ちなみに、岸は昨年8月22~23日に放送された『24時間テレビ』でも、V6・井ノ原快彦、NEWS・増田貴久、Kis-My-Ft2・北山宏光、ジャニーズWEST・重岡大毅とともにメインパーソナリティを担当。キンプリとしては今年の『24時間テレビ』が初めてのメインパーソナリティ起用となり、SNS上ではファンから
「キンプリの抜てき嬉しい! 最後まで見届けます!」
「メンバーそれぞれが忙しい中での『24時間テレビ』、体調に気をつけて頑張ってほしいな」
「『24時間テレビ』はそんなに興味なかったけど、キンプリが出てるなら応援します!」
などと温かいエールが送られていた。
しかし一方で、キンプリやジャニーズのファン以外からは、
「キンプリってそんなに人気あるの?」
「若い子には馴染みがあっても、メインパーソナリティをやるくらいの知名度はなくない?」
「キンプリ目当ての視聴者はいるだろうけど、それ以外の視聴者層をどれくらい獲得できるんだろう?」
といった声も出ていた。
日テレ的には大誤算?
日テレ関係者はいう。
「昨年の『24時間テレビ』はメインパーソナリティがジャニーズの各グループからの“寄せ集め所帯”でイマイチだったこともあり、今年はジャニーズ随一の人気を誇るキンプリを据え、視聴率アップは確実とみられていただけに、昨年より3%もダウンしたというのは惨敗ともいえ、かなりの大誤算。