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片田珠美「精神科女医のたわごと」

帰国も会見も渋々…小室圭さん、報道陣「完全無視」に透ける欲望と帰国の事情

文=片田珠美/精神科医
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宮内庁のHPより

 秋篠宮家の長女眞子さまと10月に結婚する予定の小室圭さんが、滞在先のニューヨークから帰国するためケネディ国際空港に姿を見せ、報道陣に笑みを浮かべながら一礼する映像が流されている。

 先週、マンハッタンの街中でフジテレビの直撃を受けた際は、ロン毛を後ろで束ねた“ちょんまげ”姿でポケットに手を突っ込み、記者の問いかけを完全無視し、目も合わそうとしなかった態度が物議を醸した。そのため、眞子さまや宮内庁などから指摘され、態度を修正したのもしれない。

 フジテレビの記者に対する“ガン無視”は、日本国民に悪い印象を与えたという点で「しくじり行為」と呼んで差し支えないだろう。こうした「しくじり行為」は「2つの意図の干渉によって生じる心的行為」であり、「意味がある場合が比較的多い」とフロイトは述べている。

 どんな意味があるのか? 小室さんの場合、一方には「眞子さまとの結婚を成就させるためには、帰国して記者会見しなければならず、そのためにはマスコミにも丁寧に対応すべき」という意図があるが、もう一方には「どうせ批判されるだけだから、記者会見なんかしたくない。これまで僕を叩き続けてきたマスコミなんか無視したい」という意図があるように見える。

建て前と本音の「葛藤の表現」

 このように2つの意図がぶつかり合う背景には、帰国するに至った事情があるのではないか。今回の帰国は、入籍後宮邸を離れて都内のマンションで1人で生活するのは不安だからと眞子さまが小室さんに「一緒にいてほしい」と懇願したことによるものだと一部で報じられている。また、記者会見も、当初は2人とも拒絶していたが、宮内庁が説得して実現することになったとの報道がある。

 事実とすれば、帰国も会見も小室さんの自発的な意志によるものではなく、懇願や説得の結果実現したということになる。“嫌々”というと語弊があるかもしれないが、少なくとも“渋々”というのが正直な心境なのではないか。

 こういう場合、「~しなければならない」という意識した義務感と「~したくない」という無意識の欲望がぶつかって干渉し、どうしても「しくじり行為」が起きやすくなる。広い意味では、前者は建て前、後者は本音ともいえる。両者の「葛藤の表現」が「しくじり行為」というのがフロイトの主張である。

 どういう形で表れるかというと、本音ではやりたくないことのためにどこかに行かなければならない場合、あるいは行きたくないところに行かなければならない場合、時刻を間違えて乗り遅れたり、行き先を間違えて別方向の列車に乗ったりする

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