
西島秀俊が主演を務める日本テレビ系「日曜ドラマ」枠の連続ドラマ『真犯人フラグ』が10日にスタート。2019年の4月クールから9月クールにかけて同枠で放送され、ネット上で大反響を呼んだ『あなたの番です』の制作陣が再結集し、同じく2クール連続での展開となる『真犯人フラグ』も、やはり注目を集めている。
西島にとって、日テレ系連ドラの主演は初めてとなる今作。主人公は亀田運輸・カスタマーサービス部管理課の課長を務める相良凌介(西島)で、彼は妻の真帆(宮沢りえ)、娘の光莉(原菜乃華)、息子の篤斗(小林優仁)という家族構成。一方、職場には優秀で冷静な部下の二宮瑞穂(芳根京子)や、幸せな家庭を持つ凌介に嫉妬する上司・太田黒芳春(正名僕蔵)、お調子者だが小心者の小峯祐二(森田甘路)など、個性豊かな面々が揃っている。
第1話では、凌介が家族を大切にし、実際に家族仲が良さそうな様子が描かれていたなかで突然、真帆と光莉、篤斗が行方不明に。凌介は、週刊誌の編集長をしている親友・河村俊夫(田中哲司)に頼んで家族の失踪を公にし、初めは世間から“可哀想な父親”と認識されていたのだが、ネットユーザーによる憶測などから次第に“真犯人なのではないか”と疑われ始める……という幕開けとなった。
なお、第1話にはほかにも、相良家が建てる新居を担当する営業マンで、凌介や真帆の大学の後輩でもある元サッカー部・林洋一(深水元基)や、たくさんの猫を連れて相良家の新居近くを歩いていた“猫おばさん”(平田敦子)、現在の相良家と同じ団地に住むシングルマザー・菱田朋子(桜井ユキ)とその息子・清明(桑名愛斗)、河村と同様に凌介とは学生時代からの親友である日野渉(迫田孝也)、篤斗が通うサッカー教室のコーチ・山田元哉(柿澤勇人)、相良家の失踪事件が発生した地区を担当する刑事・阿久津浩二(渋川清彦)と落合和哉(吉田健悟)、相良家の事件に目をつける雑食系YouTuber“ぷろびん”こと徳竹肇(柄本時生)、大学生にして若手起業家の橘一星(佐野勇斗)、失踪事件があった日に凌介に接触してきた謎の女・本木陽香(生駒里奈)などが登場した。
今後、凌介は疑いの目を向けられながらも真犯人を見つけようとする……といった展開を繰り広げるとみられ、視聴者もネット上に推理を書き込むなどしてドラマを楽しむことができる。『あなたの番です』放送時も、ドラマ内の“犯人捜し”がネット上で白熱。同作は初回平均視聴率8.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)でスタート後、6%台が続くこともあったが徐々に「目が離せない!」と話題になり、最終回は19.4%を獲得した。『真犯人フラグ』も、初回8.4%での発進となったが、すでにTwitter上では“考察合戦”が始まっているだけに、これから数字も伸びると期待されている。