10月5日にアメリカのマイクロソフトが新OS「Windows 11」を一般公開したが、それに続いて、Windowsユーザーが長らくお世話になってきた「Office 2013」がWindows 11ではサポートされないという悲しすぎるお知らせも発表されてしまった。
「Officeさえ使えれば大丈夫」というWindowsユーザーは多いと思うが、いよいよパソコンの買い替えを決断しなければならないときが来たようだ。
苦楽を共にしてきたOffice 2013と、いよいよお別れのとき……って、本当にそうなの?

マイクロソフトの「Windows Blogs」には、「Office 2013 は Windows 11 ではサポートされない」としっかり明記されている。Office 2013は、後継となる「Office 2019」や「Office 2021」に比べると機能不足な面も多い。しかも、Windows 11がサポートするOfficeの最低バージョンはOffice 2021となるようなのである。
となるとOffice 2019ユーザーも気を付けないといけないのだが、2019の公式サポートは2025年までとやや先のため、OSをWindows 10のまま、2019をしばらく使い続ける、という手はアリと言えるだろう。
とはいえOffice 2013を使っている人も、「2013の機能で十分事足りるし、このまま使い続けたい」という人も少なくないだろう。その場合は、Office 2019と同じく、OSはWindows 10のままでOffice 2013を使い続ける、という手段を選ぶことになるわけだが、Office 2013にとっては、それもややいばらの道のようだ。

実はサポートされない=使えない、というわけではない。「じゃあ今のパソコンのままでいいのでは!?」と思ってしまいそうだが、実はそう簡単にはいかないのである。そもそも、Office 2013のサポートは2023年4月11日まで、つまり、だましだまし使ったとしてもサポート終了までは、わずか残り2年ほどしかないのだ。ここがOfficeの2019との決定的な違いである。
サポートが終了するということは、新機能の追加や変更もなくなり、セキュリティ更新プログラムなどが今後一切行われないことを…