
どんな時代でもファッションは不滅であるという理念をもとに、「YOUR FREEDOM 自分を新しくする自由を。」というコンセプトを掲げる「GU(ジーユー)」は、2006年10月に1号店が誕生したため今月でちょうど15周年。「ユニクロ」の姉妹ブランドであり、21年5月31日現在で442店を展開しており、ユニクロよりもさらにリーズナブルな価格設定で人気を集めている。
近年は衣服以外にも注力しており、3990円というリーズナブルな価格設定の男性用リアルレザーシューズも発売。10月時点で牛革使用のダービーシューズやストレートチップなどのドレスシューズを5商品展開し、大きな注目を集めている。
そんな攻めの姿勢を忘れないGUだが、若者がメインのターゲットとされているので、大人には着こなしが難しいアイテムや、10代後半~20代前半でないと似合わないアイテムも少なくない。そこで今回は「この秋、要注意なGUの服5選」をリストアップ。恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラーである堺屋大地氏に、おすすめしづらいポイントを解説していただいた。
今回、以下の3つを基準として選定した。
・ファッションビギナーが着るとダサくなる可能性が高いこと
・“最先端のおしゃれ”すぎて一般ウケしない場合があること
・無理に若ぶっているように見えるなどして女子ウケが悪いこと
フェイクレザーオーバーサイズブルゾン/3990円(税込、以下同)
商品名にあるようにフェイクレザーを使用したブルゾンで、オーバーサイズデザインでトレンド感を演出。絶妙な光沢でリュクスな雰囲気を醸し出し、本革と見間違うほどのリアルな質感を実現している。カラーバリエーション(カラバリ)はブラック、カーキの2色展開。
「本当は本革のアウターが欲しいのに、金額的に安いからという理由でフェイクレザーを買うのだとしたら、大人の男として少々カッコ悪い。一方、動物愛護の観点からリアルレザーではなくフェイクレザーを着たいという方であれば、GUで買うのはあまりおすすめできません。なぜならGUは本革のシューズを販売しているわけですから、大局的に見ればそのブランドのアイテムを買う時点でポリシーに反してしまいますよね」(堺屋氏)
ダブルフェイスレイヤードビッグプルオーバー(長袖)/2490円
頭からかぶって着るプルオーバータイプのトップス。採用されているダンボールニット素材は適度なハリ感があり、ほんのりと光沢感もあるので上品な印象だ。裾に布帛素材をドッキングしてあるため、1枚でシャツとレイヤードして着ているように見せられる。カラバリはグレー、ブラック、ベージュの3色展開。
「裾にシャツのような生地を縫い合わせてあり、スウェットと白シャツを重ね着しているように見えるというのがこのアイテムのポイント。ですが、そのフェイクレイヤードデザインは若者が着るならいいですが、30代以上の大人男性ならば“見せかけ”でなくて、本当に重ね着したほうがよっぽどオシャレでしょう」(堺屋氏)