
昨年以降、元SMAPの中居正広やTOKIOの長瀬智也、V6の森田剛と、所属タレントの退所発表が相次ぎ、KinKi Kidsの堂本剛など退所の可能性が取り沙汰されているタレントも少なくないジャニーズ事務所。
そんなジャニーズの一時代を築いた少年隊の錦織一清と植草克秀が昨年末いっぱいで退所するという発表は、同事務所が大きな転換期を迎えていることを世間に印象付けた。
その錦織と植草は9月、YouTubeチャンネル「ニッキとかっちゃんねる」を開設した。いよいよ本格的に再始動を果たした2人だが、その前途は多難のようだ。
「『ニッキとかっちゃんねる』のチャンネル登録者数は3.7万人。初回投稿動画の視聴者数こそ再生回数19万回だったものの、2回目は4.4万回まで急落。内容としても、期待された少年隊時代のエピソードはまったく語られておらず、トークもグダグダな印象は否めません。芸能人トップクラスの江頭2:50の256万人や宮迫博之の142万人といった登録者数と比べると、あまりにも寂しい数字ですね」(スポーツ紙記者)
1985年に「仮面舞踏会」でデビューを果たしたものの、2008年8月以降は事実上の活動休止状態だった少年隊。昨年はデビュー35周年という記念イヤーにもかかわらず、ジャニーズに残留した東山紀之を含めた3人がプロモーションで揃うことはなかった。
「東山さんは少年隊としての活動がなくても、ドラマやMC業で活躍。現在はジャニーズのトップタレント、幹部として君臨しています。一方、錦織さんと植草さんは徐々に表舞台からフェードアウト。ジャニー喜多川前社長が逝去後、藤島ジュリー景子体制になってから待遇の不満を訴えていたといわれています」(芸能プロ関係者)
東山は錦織と植草が退所した際に「切磋琢磨させてくれた2人は最高の戦友だと思っています」「ニシキ! 植草! これまでの日々を想い、青春時代を振り返りながらまた3人で語り合いましょう」といったエールを送っていたが――。
「その一方で、錦織さんと植草さんとしては、東山さんに思うところがあったようです」と語るのは、錦織と付き合いのある芸能事務所幹部だ。
「ヒガシ(東山)は確かに後輩の面倒見もいいし頼れる男ですが、どこかドライなところもある。悪く言えば“要領がいい”というか……。ニッキ(錦織)は退所する何年も前から、ヒガシとは没交渉だったんです。そんな幹部のヒガシを見返すべく、ニッキはいろいろな策を練っている。意外にもニッキは自分でスポンサーを持っており、それらの人脈を生かして、自前の劇場を持つ計画もある。また、同じく今年ジャニーズを退所した“元長男”のマッチ(近藤真彦)とも仲が良く、マッチもゆくゆくはその仲間として抱き込む計画もあるという話も聞きます」