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「マーガリンは健康に悪い」は昔の話? トランス脂肪酸の量はバターのほうが多い?

文・取材=A4studio
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 現在の改良されたマーガリンには、トランス脂肪酸の代わりにパーム油やヤシ油、飽和脂肪酸が使われているとのことだ。

「パーム油とは主にポテトチップスやパンなどの加工食品に含まれている、アブラヤシという木の実から得られる植物油のことで、ヤシ油とはいわゆるココナッツオイルのことです。そして飽和脂肪酸とは牛脂などに多く含まれているもの。いずれもマイナス面が報告されているトランス脂肪酸に比べれば、過剰摂取しない限り問題はない成分といえますね」(望月氏)

 では、現在のマーガリンは栄養面や健康面でバターに匹敵し、むしろより健康的だといえるということなのだろうか。

「そう簡単にいえるものではないのです。このトランス脂肪酸の数値に限っていえば、確かにバター以下のマーガリンが大半になっています。しかし、そもそも牛乳と食塩でつくられるバターと、植物性油脂や動物性油脂からつくられるマーガリンでは栄養面がまったく異なります。ですから、そもそもバターとマーガリンは、コーヒーと紅茶を比較するというぐらい、成分がかけ離れているのです」(望月氏)

バターとマーガリン、それぞれのメリットとデメリット

 バターとマーガリンの味や栄養・健康面には、それぞれどんなメリットとデメリットがあるのかも聞いておこう。

「バターは基本的には牛乳と食塩のみでつくられているので、風味やコクはマーガリンより上といっていいでしょう。またビタミンAを多く含んでいるので、肌や粘膜を健康に保ち、細菌に対する抵抗力を高めてくれます。ですが一方で、その値段の高さ、酸化のしやすさ、マーガリンよりもコレステロール値が高いなどのデメリットも存在します。

 一方のマーガリンは、あっさりとした風味や冷やしてもカチカチに固まらない利便性、そして改良によってトランス脂肪酸の低さはバターより優れているもといえますね。けれど主として液体の植物性油脂を使っており、そのまま冷やしても硬化しないため、乳化剤などを使用しているのです。この乳化剤が一概に健康被害につながるわけではありませんが、なかにはアレルギー被害を呼んでしまうものもあるため、注意は必要でしょう」(望月氏)

 近年のマーガリンは、健康被害につながるとの指摘もあるトランス脂肪酸が激減するという進化を遂げていた。だが、だからといってバターよりマーガリンが優れているということでもないようだ。料理の場面やお財布事情で賢く使い分けるといいだろう。

(文・取材=A4studio)

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