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日本テレビのバラエティがマンネリ化で“局離れ”の危機…テレ朝が視聴率猛追の裏側

文=編集部
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日本テレビタワー(「Wikipedia」より)

 テレビ朝日が、わずかではあるが視聴率民放1位をひた走る日本テレビに迫っている。しかも、従来の視聴率の指標であった「世帯視聴率」だけではなく「個人視聴率」でも“3冠王”を頻繁に奪取しているというのだ。3冠とは、全日(6~24時)、プライム(19~23時)、ゴールデン(19~22時)の3つの時間帯のことだ。

「ここ最近では、10月の12日と7日、9月の20日と2日、8月は30日と27日で世帯・個人の3冠王を記録しています(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)。朝は『羽鳥慎一モーニングショー』、夜は『報道ステーション』と、ステーションイメージである『報道に強い』というセールスポイントを存分に発揮しながら、『相棒』『ドクター X ~外科医・大門未知子~』といったドラマも堅調、そしてバラエティの視聴率も、我慢強く継続することで認知度を拡大させ、順調に微増。朝から切れ目のない安定した数字をマークしています」(芸能ライター)

『モーニングショー』は緊急事態宣言が全面解除された後も世帯10%、個人5%を堅守し、同時間帯のトップを独走。占拠率も世帯・個人ともに30%前後で推移している。これまでのコロナ一色だった番組テイストを、徐々に通常に戻していくソフトランディングも素晴らしい。

 また、テレ朝の視聴率3冠は月曜日に記録することが多いという。それはなぜだろうか?

「特に月曜19時からの『帰れマンデー見っけ隊!!』が、裏番組の『有吉ゼミ』(日本テレビ系)を浸食し始めているのです。この『帰れマンデー』は、かつて放送されていたバラエティ番組『もしものシミュレーションバラエティー お試しかっ!』の一企画である『帰れま10』のリニューアル版。

 この『帰れま10』企画に加えて、サンドウィッチマンとゲストがバスを乗り継ぎながら飲食店を探す『バスサンド』、タカアンドトシがゲストと海なし県で寿司店を探す『すし歩き』、さまざまな自動販売機の売り上げランキングを当てる『自販機帰れま10』といった企画が週替わりで放送されていますが、どれも強いコンテンツに成長しています。新規感染者が増えていた中では過去の再放送しか流せなかった『バスサンド』『すし歩き』ですが、減少傾向に伴い、今後は本格稼働していくものと思われます」(テレビ局関係者)

 一方、裏の『有吉ゼミ』の定番企画は、ギャル曽根を中心に大食い自慢もしくは激辛好きのタレントが挑む「チャレンジグルメ」、坂上忍主導の物件探しコーナー「坂上不動産」、ヒロミとSixTONES・ジェシーの「八王子リホーム」など。ラインナップ的には回っているように見えるが、実際はそうでもないという。

「開始当初は“芸能人のリアルな実生活から現代社会を考える”というアカデミックなバラエティだったのですが、徐々に今のような形にシフトしていきました。ただ、大食い企画は、フードロスが問題視される中、食べ残してしまうと批判の対象になりやすくリスキーな企画ですし、リフォーム企画も、果たして依頼者にとって本当に良かったのかと、首をかしげざるを得ない仕上がりになることも多い」(同)

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