旭川中学生いじめ自殺、教頭が母親に「頭おかしい」…NHK特集、凄惨な内容に衝撃

 番組内では、爽彩さんがSNSのライブ動画配信で

「いじめを受けてたんですけど、その内容が結構きつくて。自分のほうで処理できないっていう気持ちになってしまって」

などと語っていた肉声も公開。さらに爽彩さんがSNS上に投稿していた、加害生徒たちから屋外で不適切な行為や写真撮影を強要されていた事実を訴える書き込みや、「私が悪いだけだから」「気持ち悪いなあ私」といった悲痛な叫びも紹介されていた。

 爽彩さんの自殺未遂の際に母親に対応した前出の教頭は、現在もその職にあるとのことだが、『クロ現』が伝えた、あまりに凄惨ないじめの内容や、爽彩さんの苦しみ、そして学校の対応を受けて、Twitter上では次のような声が多数あがる事態となっている。

<多くの人が番組を観つつ怒っていたと思う。これがいじめでなかったら何がいじめだというのか。教頭も校長も教育委員会も常識がないのか>

<ほんとにホントにどうしようもなく本当に涙と怒りが込み上げてくる最悪極まる旭川教育界における酷い事件>

<子を持つ親としては聞くに堪えない内容>

<旭川のいじめの件を見て、SNSは小中学生が使いこなせるシロモノじゃないと感じる。電子空間上のアウトプットが半永久的に保存される事に対しての畏怖と現実味を持てない人間は使うべきではないのでは>

<こんな学校と教育委員会の環境では、まともな教育は無理>

<学校のとんでもない対応は本当に腹立たしいです>

<加害者が悪いのは大前提として学校側も共犯レベル>

<途中でチャンネルを変えたくなる程胸が苦しくなった。できれば学校がなぜいじめを認めないのかと責めるだけではなく、自分の娘が被害者になった時どうすれば最悪の事態を未然に防げるのかもっと具体的な方策を示して欲しいと思った>

<悲しい。苦しい。辛い。憎い>

 爽彩さんの母親はインタビューで、

「本当にいじめって普通に認めて、先生方も本当にちゃんと調べて、いじめっていうのをちゃんと対処してほしい」

と話していたが、40代の公立中学校教師は8月19日付当サイト記事で、次のように実情を語っていた。

「自分が担任を受け持つクラスでいじめの疑いを感じた際、物怖じせず徹底的に当事者の子どもたちと向き合うのか、逆にできるだけ“気づかないふり”をするのかというのは、教師によってまったくまちまち。学校単位でいえば、トップである校長や教頭によって全然対応が違ってくるのが実情です。

 学校の現場では、新卒の新人教師がなんの準備もマニュアルもなく、いきなり担任を任されて現場に放り込まれる。教師たちはそのなかで試行錯誤しながらノウハウを身につけていくわけなので、結果としていじめへの対応方法や考え方も教師によってバラバラになる。“そんなのは、教師の仕事じゃない”“すぐ警察に通報すべき”と考える教師もいるくらい。加えて、今の学校教師は、朝のホームルームに始まり日中の授業、部活動の指導、生徒の生活指導や保護者対応、さらには内申書や教育委員会などへの報告書の作成など書類仕事も重なり、朝7時から夜10時過ぎまで働きづめになることも珍しくないほどの激務。部活動で休日がつぶれることだって多い。

 まったく言い訳にはなりませんが、そういう勤務環境のなかで、学校や教師が、できるだけいじめなどの面倒な問題を“なかったこと”にしようという方向に傾く面はあるでしょう。

 また、あくまで私見ですが、特に50代以上の教頭や校長などの管理クラス、いわゆる“古いタイプの先生”のなかには、“学校にいじめなどあってはならない”“あるはずがない”という固定観念に縛られ、いじめの存在を認めようとすらしない人が多いような気がします」

 第三者委員会のしっかりとした調査が待たれる。

(文=編集部)

 

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