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コア視聴率重視の日本テレビが『笑点』を終わらせない本当の理由とは?

文=編集部
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意外にコア視聴率も高い『笑点』

 そんな変化を余儀なくされるテレビ業界にあって、ほぼ無風状態と言っても過言ではないのが『笑点』(日本テレビ系)だ。1966年5月15日にスタートし、今年で55周年を迎えた、日曜夕方の大長寿番組だ。日常にも溶け込んでいる「座布団1枚!」というフレーズはこの番組が発祥で、もちろん「大喜利」の元祖的番組でもある。

 今や、いかに早く本編に入り、視聴者を食いつかせるかに知恵と工夫を凝らすテレビ業界にあって、オープニングのテーマ曲が長々とかかり、着物を着た出演者が順々に登場し、座布団に正座し、うやうやしくあいさつをするというフォーマットは、この番組を置いて他にはない。ユーチューブで育っている若者の視聴率を心配してしまうが、それは杞憂だという。

「たとえば11月7日放送の視聴率は世帯13.3%で、個人7.6%。そしてコアは3.4%と、予想以上の数字を残しているのです。しかも、このコア視聴率は続く『真相報道 バンキシャ!』の3.8%と遜色ない(世帯13.1%、個人7.8%)。他の週も3~4%は確実に獲得しています。他局では『アタック25』や『東京マガジン』などの長寿番組が撤退する中で、これは稀有な例と言えます。

 ちなみに10月24日は世帯13.1%、個人8.5%。M3(50歳以上男性)層が13.7%と圧倒的なパイを占めるものの、M1(20~34歳男性)は3.1%、M2(35~49歳)も4.7%と、壊滅的な数字ではない。さらにF1(20~34歳女性)は2.6%ですが、F2(35~49歳女性)は5.7%と高視聴率なのです。なお、F3(50歳以上女性)は 13.0%となっています。ちなみに、コア層をがっちりつかんでいる『スクール革命!』の同月24日も、F2=6.1%でした(世帯6.7%、個人3.8%)」(同)

時代に取り残されながら100年続く番組に?

『笑点』は5代目司会者として活躍した桂歌丸が2016年に勇退し、6代目に春風亭昇太が就任した。それに伴い、林家三平が10年ぶりの新メンバーとして加わったが、それ以外の面々は不変だ。それなのに、いったいなぜここまで幅広い層に受け入れられているのだろうか?

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