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コア視聴率重視の日本テレビが『笑点』を終わらせない本当の理由とは?

文=編集部
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「まずは、幼少期に祖父や祖母と一緒に見ていたという、連綿とした歴史が強い。成長していくにつれて番組から離れていくが、ある年齢になると、その良さにもう一度気づくという、遺伝子レベルで刷り込まれているプログラムと言えます。さらに、幼い子どもにもわかりやすい。色分けされた着物を着て、キャラが際立った噺家たちが珍妙な回答をし、座布団をあげたり取られたり……。

 そして、昭和、平成、令和と時代が変わっても、ほとんど何の手も加えてこなかった番組が、かえって新鮮に映るのでしょう。無形文化財的なレア感というか、その特異性が逆に人を惹きつけるわけです。歌丸の勇退後、史上最年少司会として昇太が抜擢された理由は、番組が100年続くことを目論んだからとも言われていますが、それもまったくの絵空事とは言えないかもしれません。時代に取り残されたレトロ感は、時を経るにつれて、ますます輝きを増していくはずです」(同)

 もちろん、今に至るにはさまざまな試練や試行錯誤があったという。古参のファンには知られた話だが、初代司会の立川談志がブラックな答えを歓迎することに反発した当時のメンバーが全員降板したり、当初は座布団に座ったままのオープニングだったものの、事前に打ち合わせした感が強く動きがないということで、4代目司会の五代目・三遊亭円楽のときから音楽に乗って登場するようになった、など。また、時事ネタや流行語をお題に取り入れるなど、常に新鮮に映るための工夫もしてきたことだろう。

 いずれにしても、コアターゲットを追い求める日テレの“最後の良心”とも言える『笑点』は、次の50年も見据えている。

(文=編集部)

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