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木村隆志「現代放送のミカタ」

なにわ男子、BE:FIRST、INI…11月デビュー組の業界でのリアルな評価とは

文=木村隆志/テレビ・ドラマ解説者、コラムニスト
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好感度抜群のプロデューサーたち

 なにわ男子はデビュー前から10代を中心に圧倒的な人気を誇り、全国放送のテレビ出演も多かった。さらに、デビュー時のプロモーションは、King & Prince、SixTONES、Snow Manをはるかにしのぐ大量露出だったが、「思ったほど『ゴリ押し』という声は少なかったことも含め、上々のスタート」という。

 業界人と、なにわ男子の話になると、「キラキラしている」「かわいい」「いい子たち」とファンのような言葉が返ってくる。前述した先輩グループは、どこかカッコよさや技術の高さを感じさせるが、なにわ男子にはそれがなく、「いつも明るく元気で、ピンクの衣装を着て、かわいいアイドルをやり切っているところが凄い」というのだ。

 また、「それでいて実は歌も踊りもうまく、トークはもっとうまい」という。中には「トークはすでに現役ジャニーズの中でトップクラスではないか」とまで称える声も聞いた。個人技の高いSMAPと、仲の良さや絆を感じさせる嵐という、2大国民的アイドルの長所を併せ持つようなグループになっていく可能性もあるだろう。

 3組は結成の経緯から、まったく別の特徴を持つグループであり、比較することにほとんど意味はない。しかし、ただ1つ現時点で共通点として注目されているのは、BE:FIRST、なにわ男子におけるプロデューサーへの信頼感。

 BE:FIRSTはSKY-HI、なにわ男子は関ジャニ∞・大倉忠義と、プロデューサーの顔がはっきりしているのだ。2人は現役アーティストとしての経験値と技術に加え、メンバーの個性を生かす手法、ファンを大切にする人柄など、信頼できるところが多く、関係者たちの心をも引きつけている。

 とりわけSKY-HIとBE:FIRSTメンバー、大倉となにわ男子メンバーとの良好な関係性がしっかり伝わるところは好感度が高い。そんな愛情にあふれた関係性を見た人々は癒され、「彼らを応援しよう」という気持ちが高まっていくからだ。

 INIも両グループのように実質的なプロデューサーの存在をもっと世に出していくのか。それとも別の方法を考えているのか。嫌韓感情を持つ人々の存在を吹き飛ばすような、アッと驚く方法が求められているのかもしれない。

(文=木村隆志/テレビ・ドラマ解説者、コラムニスト)

●木村隆志(きむら・たかし)
コラムニスト、芸能・テレビ・ドラマ解説者、タレントインタビュアー。雑誌やウェブに月20~25本のコラムを提供するほか、『新・週刊フジテレビ批評』(フジテレビ系)、『TBSレビュー』(TBS系)などに出演。取材歴2000人超のタレント専門インタビュアーでもある。1日のテレビ視聴は20時間(同時視聴含む)を超え、ドラマも毎クール全作品を視聴。著書に『トップ・インタビュアーの「聴き技」84』(TAC出版)など。

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