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テスラとスペースX、壮絶なセクハラを放置…過去にマスクCEOは告発者を揶揄

文=編集部
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スペースXはCNBCの取材を拒否

 また、別の女性に対する被害も目の当たりにしたようだ。「同意なしに女性を抱きしめる」「仕事をしている女性を見つめる」といった一部男性の行動を問題視し、「社内イベントを女性とデートする(もしくは殴る)機会だと解釈する人もいる」と指摘する。コサックさんは人事担当者にこうした状況を報告したが対応は鈍く、「加害者は会社のトレーニングプログラムが開催される」と言われたのだという。

 コサックさんはプロジェクトの進行をめぐり、マスク氏と確執があったことも記している。そうした長年のストレスにより21年11月、主治医から動悸を引き起すパニック発作のため、休職を勧められたという。その際、「1週間の病欠をとったとき、人事から、『お金と引き換えに秘密保持契約に署名してもらうために、話をするように』との電話を受けた」と語っている。その10日後、コサックさんは同社を退職した。なお、加害者は責任を問われていないという。

 前述のCNBCの記事によると、コサックさんはその後、米アップルで勤務しているという。CNBCは同社でセクハラ被害を受けた別の女性のインタビューも掲載している。またこうした事例に対し、同社に取材を申し込んだが、「スペースXは、CNBCの繰り返し行ったコメント要求に応じなかった」としている。

 米国駐在経験のある全国紙経済部記者は話す。

「大手企業のセクハラ疑惑は、テスラやスペースX以外でも頻発しています。イーロン・マスク氏がタイム誌の『パーソン・オブ・ザ・イヤー』に選ばれたこともあり、米国内ではかなり注目を集めているのではないでしょうか。

 一連の告発内容が事実かどうかはわかりません。しかし、マスク氏が過去、SNS上で下品な投稿したり、告発した女性従業員を揶揄するかのようなコメントを発したりしていたことも事態の悪化に拍車をかけています。テスラのケースで訴訟となったことで、マスク氏が率いる企業グループ内の“社風”の実態と真実が、法廷で明らかになると良いのですが」

 “時の人”イーロン・マスク氏の率いる企業内で何が起こったのか。一連の告発は真実なのか。訴訟の行方に注目したい。

(文=編集部)

 

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