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アマゾンのスマートスピーカー「Echo」シリーズをはじめとしたアレクサ対応デバイスについて、購入者の15~25%は2週間で使うのをやめているということが内部文書から明らかになったという。何か特別な操作をしなくても口頭で様々な操作をお願いできるスマートスピーカー。普及が進んだいま、買ったはいいが使わずに部屋の隅に置かれているのはもったいないと言わざるを得ない。
アレクサユーザーの4人に1人が2週間以内に離脱

アマゾンが手掛ける音声アシスタント機能・アレクサに対応したスマートスピーカー・Echoシリーズとスマートディスプレイ「Echo Show」。スマートフォンを起動しなくても家電の操作などができる便利なツールだが、15~25%のユーザーが使い始めて2週間以内に使用をやめているデータがあることが分かった。ニュースサイトのBloombergがアマゾンの内部文書をもとにした情報として報じた。
SNS上にも「その1人です」「置き時計としてしか使っていない」「IoT勢みたいにライフハックしないと使い続けられない」と共感の声が一定数上がっていることから、家でホコリをかぶっているスマートスピーカーは多そうだ。
一方で、「目覚ましとか天気とか確認に毎日使ってるけどなぁ。手が塞がってても確認できるから」「毎日のように使ってるけど在宅だからかな……子どものリクエストもよくかける」「我が家では天気予報、キッチンタイマー、子ども用のアラームとして日々アレクサにはがんばってもらっている」と、生活の一部になっているという声も聞かれた。

スケジュール管理やテレビやエアコンなど家電製品のコントロール、メールの作成や送信もできるスマートスピーカー。使いこなせれば生活がより便利に変わるが“障害”もある。
「Remo(スマートリモコン)を追加したらリモコンのある家電は電源オンオフくらいなら任せられるようになるので、そこからって感じ」というユーザーがいるように、Echoの真価を発揮させるなら周辺機器の追加やスマートスピーカー対応の家電への買い替えが必要となる。スマートスピーカーひとつでは便利な生活が叶えられず、コストや手間に阻まれて「スマホがあれば十分」という結論に至るのだろう。
毎日利用している機能がタイマーやアラーム、ニュースや音楽の再生などスマホで完結する…