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以上、4局の現状について見てきたが、これらはいずれも視聴率の面でしか論じていない。一方で、動画配信サービス「TVer」は今年8月、アプリの累計ダウンロード数が4000万を突破。10月の月間動画再生数も初めて2億回を突破するなど、今や「見逃し視聴」が主流になりつつある。また、『テレビ千鳥』もTVerのマイリスト登録者数が全バラエティ番組で1位というデータも出ている。
そのため、今のテレビ業界を視聴率だけで切り取るのは早計かもしれないが、そんな見逃し視聴の主な目当てはドラマだ。各局ともに人気ドラマを映画化するケースが増えているように、ドラマは活況を呈しているが、その一方でバラエティの不振やコンテンツ不足が目立つのが、テレビ業界の現状である。2022年、各局はどのように生き残りを図っていくのだろうか。
(文=編集部)