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しかし、キャリアや家電量販店で新規契約や他キャリアからの乗り換え時のキャンペーンが適用されれば、タダ同然で販売されていることもあるため、現在あえてこのモデルを選ぶユーザーも少なくないようだ。
「iPhone SEシリーズは廉価モデルとして発売されているだけあり低価格です。ただ、不自由なく使えるレベルではありますが、CPUがやや古く、5Gにも対応していません。ですから徹底的に価格を抑えたいという人や、iPhoneからは離れられないけど、新しい機能は必要としていないという人のニーズにマッチするモデルだと思います。
また今、公式で買えるモデルのなかでは唯一、昔ながらのiPhoneらしさが残っているとも言えるでしょう。ホームボタンとTouch IDが搭載されている最後のモデルですし、ディスプレイも4.7インチと片手で操作できる大きさです。ポケットに入れて持ち歩きやすいというのも特長ですよね。ですからiPhone 7やiPhone 8など少し前のモデルに愛着があるという人にもピッタリでしょう」(鈴木氏)
ほぼ“実質0円”という魅力を考えれば候補に入るのも納得だ。
5G対応のiPhone 12もすでに格安、先進性とおトク度のバランス良し
次に、20年10月に発売されたのも記憶に新しいiPhone 12。5G通信にも対応しているが、iPhone 13が発売されたことで “型落ちモデル”という位置付けになっている。
発売時の価格は8万2280円からだったが、現在、アップルの公式ストアでは6万9800円から販売されている。また、iPhone 13とさほど機能性に差がないともいわれているにもかかわらず、新規契約や他キャリアからの乗り換え時のキャリアや家電量販店のキャンペーンをうまく使えば、なんと本体代が2000円ほどでゲットできるケースもあるのだ。
「このモデルの最大の特徴は、やはり5G通信に対応しているというところだと思います。機能面でもiPhone 13と大差ないので、先進的な機能を搭載したモデルが欲しいけれど、価格は少しでも抑えたいという人にとっては、かなり狙い目ではないでしょうか」(鈴木氏)
1年と少し前に最新型として発売されたばかりで当時8万円以上だったモデルが、今は2000円程度で買える可能性もあるとなれば、非常におトクだと感じる方も多いはず。
さて、今から買い換えるならば、5G対応か否かという点も考えなくてはいけないところだろう。どのような観点から、考えていくのがいいのだろうか。