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松崎のり子「誰が貯めに金は成る」

マイナポイント第2弾が見切り発車すぎる?そもそも出番がないマイナンバーカード

文=松崎のり子/消費経済ジャーナリスト

 メリットとしてよく言われる「コンビニで住民票の写しや印鑑登録証明書等証明書が取れる」だが、まだその必要に迫られず、利用する機会がない。便利な機能なのだろうが、普通の人では年に一度使うかどうかだ。マイナポータルに登録することで児童手当など妊娠・子育て関連の手続きはネット上でできるが、これも利用者は限られるだろう。

 マイナンバーカードがあれば接種証明が発行できる「新型コロナワクチン接種証明書アプリ」も、やっと旧姓併記のカードに対応したが、3回目の接種が進んだ場合、そのデータは自動更新されるのだろうか?

「なるほど、これがあって便利だ」という実感を持てないまま、保有して1年あまりが過ぎた。先ほども書いたが、マイナポイント自体もキャッシュレスサービスの利用によって付与されるため、カードを収納場所から出す機会はなかったのだ。

 DXと耳にタコができるほど聞くが、口座登録にしろ、健康保険証との連携にしろ、このようなカードの現物がなければできないはずもなく、それこそマイナンバーを入力させて登録する専用フォームを作れば済むのでは、という気がする。「デジタル化の推進には、チップが付いた現物であるマイナカードがなくてはできません」という仕組み自体が、DXという言葉から遠く感じてしまうのだが……。

銀行口座登録はキャンペーンが期待できそうか

 マイナカードの作成以外はまだ詳細は決まっていないとはいえ、銀行口座を登録する際には、銀行側がインセンティブを加えたキャンペーンを打ち出してくる可能性は大いにある。

 登録してもらえば末永く国からの給付や支援金の受け取り口座になるのなら、各銀行も本気を出すだろう。これはあくまで個人的な想像だが、銀行口座の登録と、従来のキャッシュレス決済を噛ませるのは何ともややこしく、ポイント付与というよりキャッシュバックになることも考えられる。

 銀行としては、その際に自行のデビットカードを作ってもらえればキャッシュバック率を時限的に高くするとか、新規で口座を作ってもらえるなら7500円に加えて500円を上乗せでキャッシュバックをするとか、楽天銀行のように自社ポイントを持っているネット銀行なら期間限定ポイントを大盤振る舞いするなどの打ち出しは大いにあり得る。

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