ビジネスパーソン向け人気連載|ビジネスジャーナル/Business Journal
どちらにしろ、もし無駄に給付金を使ってしまいたくないのなら、生活口座より専用口座として定めたほうがいい。給与の振り込み口座はあくまで生活費用のものであり、さまざまなお金が引き落とされ、何かと出入りが激しいものだ。使う口座と貯める口座は切り離すべきで、せっかく給付されたお金をよくわからないまま使ってしまったというのが一番もったいないからだ。
18歳以下の子どもに支給される臨時特別給付の10万円を、すでに受け取った家庭もあるだろう。児童手当が支給されている家庭なら、その口座に振り込まれているはずだ。こうした公的な支給を受け取る口座は専用化して、「いつの間にか……」を防ぎたい。
なんといっても、使われるのは我々の税金である。今後のポイント受け取りの手続きは、なるべくシンプルにわかりやすく、余計に事務費がかかることのないように設計してほしいと願うばかりだ。
(文=松崎のり子/消費経済ジャーナリスト)
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