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サンマルクの中華レストラン「点賛」に行ったらコスパ最強の朝粥定食がスゴかった

文=谷口京子
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 メニューを見て驚いたのは、ビールや紹興酒、ハイボールなどのアルコールを朝から提供している点。この日は誰も飲んでいないようだったが、朝からお酒の需要もあるのかもしれない。

 筆者が注文したのは、SNSで話題だった「朝粥定食」。お粥と焼売2個、小皿に盛られた9種類の“付け合わせ”とジャスミン茶付きで539円のセットだ。

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提供された「朝粥定食」。各テーブルには酢醤油と黒酢が設置されているので、焼売につけたり、お粥にかけることもできる

 オーダーしてから約5分で料理が届いた。小皿には蒸した鶏肉や高菜炒め、ザーサイ、食べるラー油、キムチなどが盛られている。どれも日本人に馴染みのある“ごはんのお供”なので、お粥との相性も良さそうだ。

 鶏ひき肉入りの白粥は、鶏の出汁で炊いた濃いめの味付け。本場中国の中華粥も鶏や干し貝の出汁で炊くため、本場の味を意識したレシピになっているのかもしれない。ただ、付け合わせの味も濃厚だったので、味的にはなかなかパンチの効いた朝食になりそうだ。

 竹製のせいろで蒸された焼売は、同店の看板メニューのひとつ。素朴な味付けで食べやすかったが、肉汁が多くボリューム感もあるので、朝食としては2個で十分かもしれない。

 おかずが盛りだくさんの朝粥定食は、量的に満足度が高いものの、食べ進むうちにひとつ問題が生じた。お粥の量があまり多くないため、付け合わせとのペース配分がうまくいかず、おかずが余ってしまったのだ。

 特に干しエビの付け合わせは酒のつまみになりそうなほどしょっぱかったので、アルコールを頼んで酒の肴にしたいほどだった。「もしかして、このためにアルコールを提供しているのか?」と勘ぐってしまった。

ランチからはメニューが様変わり

 筆者が20分ほど滞在している間、朝メニューの終了時間ギリギリに2人ほど来客があった。2人とも入店後すぐに注文して食事し、セルフレジでの支払いまで含めた滞在時間は10分ほど。混雑時とは状況が異なるとは思うが、客の回転が速く、レジ業務がないので店内のオペレーションもスムーズに行われていた。提供までの待ち時間が少ないので、自宅や勤務先の近くにあれば忙しい朝でも利用しやすいかもしれない。

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セルフレジでは、現金、クレジットカード、QRコードなどから支払い方法が選べる
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店先には「テイクアウトメニュー」の看板も。しかし、ホームページやインスタグラムにはテイクアウトメニューが掲載されていないので、電話や店頭で確認しなければどんな弁当があるのかわからないという難点も

 ちなみに、昼以降のメニューからは「とろとろ玉子の角煮粥」(979円)や、焼売2個付きの担々麺(869円)、点賛焼売定食(979円)など、値段もボリュームもアップしたラインナップに変わってしまう。21年12月末現在、点賛の店舗は神田西口店のみなので、話題の朝粥定食が食べたい場合は朝の神田に行くしかない。神田が通勤経路の人や神田の住民以外には難易度高めのミッションになるが、興味がある人は行ってみてほしい。

 点賛を運営しているサンマルクHDは、21年3月期連結中間決算で赤字を計上したことが明らかになっている。新型コロナ禍の緊急事態宣言中の休業が大きく響いて上場後初の赤字となり、今なお厳しい状況が続いているという。そんな中でオープンした点賛は、同グループの新機軸となるか。点賛とサンマルクの今後に注目したい。

(文=谷口京子)

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