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「日本の1周目はすでに負けている」?DXによる組織変革を実現する「4つ」の段階

新刊JP
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(3)ビジネスのトランスフォーメーション

 3つめは、探索の中核となる「仮説検証」と「アジャイル開発」の実践、そして垂直上の分断を乗り越え、事業作りを発展させるという段階だ。

 前者では、5つのジャーニーで、「MVP」(Minimum Viable Product=想定利用者にとって価値があり、なおかつ構築対象として最小限の範囲に留めるプロダクト)の検証までを進めていく。

 後者ではMVP検証以降のジャーニーについて解説し、その上で「経営」「ミドル」「現場」の間で起こる不一致(垂直上の分断)をどう乗り越えていくかが説明される。

(4)組織のトランスフォーメーション

 DX化を進めるために、そのための専門組織を設置している会社も少なくない。これを「出島」戦略と呼び、この「出島」によって「本土」では得られないスピード感で数多くの実験に取り組むことができるようになる。では、それをどのように「本土」に返していくのか、つなげていけばいいのか。

 ここで課題になるのが水平上の分断だ。既存の事業部門との隔たりをどう埋めていくか、そして組織のジャーニーを続けていくための考え方について述べている。

 ◇

 本書は社内でDXを進める担当者や関係者に向けて書かれた一冊だ。ただ、デジタル化について何も知らない状態で読むと、専門用語の多さに戸惑いを覚えるかもしれない。一つ一つじっくりと読みこなしていくといいだろう。

 また、事業部門、DXによらずソフトウェア開発に携わる現場担当者、経営・マネジメント層も、組織が新たに必要とする「探索のケイパビリティ」の担い手であり、本書の知識は知っておくべきだろう。

 組織が未来に向かうためにDX化は必要だが、その変化は一朝一夕に成し得るものではない。本書は変化に向けて進むために必要な考え方や方法が書かれている。DX化を進める上で参考にしたい一冊だ。(新刊JP編集部)
※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。

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