小倉優子が早稲田大を受験、合格確率はかなり高いといえる根拠…意外な落とし穴も

　タレントの小倉優子（38）が早稲田大学教育学部の受験に挑戦することが発表され、反響を呼んでいる。

　小倉といえば、2018年12月に歯科医の男性と再婚し、20年2月には夫との間に子どもを授かったことを報告したものの、その後、夫と別居状態が続いていることが明らかとなり、現在ではテレビ番組などでも自らその件に触れるなど、吹っ切れた様子も垣間見える。

　たとえば、昨年9月に放送された『人志松本の酒のツマミになる話』（フジテレビ系）内では、「こんな話をするのもアレなんですけど、いろいろあったのは世間の方も結構知ってると思うんですけど……」と切り出し、アンタッチャブルの山崎弘也から「いい妻になろうと？」と聞かれ、

「そういうのが足りなかったんだなと思って（本を）読んだ」

「（夫と）ケンカになると言っちゃう。“私はこう思う”みたいな。思ったことをストレートに言っちゃう」

などと告白。さらに昨年11月放送の『100％！アピールちゃん』（MBS／TBS系）では、小倉の自宅でのプライベートな生活に密着。3人の小さい子どもを抱えて過酷な“ワンオペ育児”に励む姿が大きな反響を呼んだ。番組内では、日頃から子育てに関する書籍を数多く読む小倉の姿も映し出されたが、今月21日放送の同番組内では、密着取材の後に小倉が番組スタッフに連絡し、大学受験を考えている旨を伝えていたことが明かされた。小倉は育児やママ友たちとの会話、さらには子どもの勉強を見ているうちに自身の知識不足を痛感し、大学受験を考えるようになったという。

　そこで『アピールちゃん』では、1年後の小倉の大学受験を応援する企画が始動。昨年放送された、東京大学合格を目指す受験生たちを描いた連続テレビドラマ『ドラゴン桜』（TBS系）に監修として携わった現役東大生の西岡壱誠さんが指導を担当することになり、小倉の学力テストの結果を踏まえ、西岡さんは小倉に早稲田大学教育学部を受験することを提案し、小倉は合意。西岡さんは、小倉が合格する可能性は十分にあると自信をみせた。

効率良く処理する能力

　小倉は、10代の頃は勉強と無縁であり、さらに仕事と育児で一日の大半の時間を取られるため勉強時間を確保できるかどうかという点に不安を示していたが、予備校関係者はいう。

「一度社会人になってから大学受験を目指し、実際に医学部やロースクール（法科大学院）に合格するといったケースは少なからずあります。受験の世界では“あるある”の話ですが、社会人経験のある人は学生の頃と比べて、計画性を持ってはるかに効率良く勉強を進めることができ、さらに忙しい仕事の合間を縫って勉強することになるので、高い集中力を持って勉強に励むため、合格する確率は高まる。また、現役の学生と比べて“なぜ自分はその大学学部を受験するのか”という目標意識を持ち、自分のお金で大学に通うという覚悟があるため、モチベーションも維持しやすいという面もあります。

　小倉さんは子育てや仕事で極度の多忙状態だと思いますが、ご本人が無意識のうちに、日々膨大な量のタスクをこなすなかで、いろいろなことを効率良く処理する能力を身に付けていると考えられる。国語・英語・社会の3科目だけで受験できる文系の私立大学であれば、合格する可能性はかなり高いのではないかと思います」

　一方、こんな懸念を指摘する声も。

「西岡さんに加え、現役東大生が科目ごとに分かれて小倉さんを指導していくということなので、かなり心強いサポート陣がいることは明らかです。ただ、現役東大生が学力が高く入試に精通していることは確かですが、東大と早稲田大では入試問題の傾向がかなり異なる。今回指導に当たる現役東大生のなかには、早稲田大を受験して合格していた人もいるとは思いますが、大手予備校には、科目ごとに長年にわたり早稲田大対策の講座を担当して過去の出題傾向や勉強法を研究し尽くしてきた講師がいる。

　そうした“プロ中のプロ”の講師たちは、これまで学力もタイプもさまざまな学生たちを何百、何千と見て、合格に導いてきた経験を持っている。彼らのサポートも取り入れたほうが、より合格率は高くなってくるのではないでしょうか。いくら現役東大生とはいえ、“経験の幅”という意味では、やはり専業のプロ講師と比べると力不足の部分も出てくるかもしれないので、学生の指導だけに頼ってしまうと、ややリスクがあるとは感じます」（別の大手予備校関係者）

　小倉の早稲田大合格を願いたい。

（文＝Business Journal編集部）