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『今くら』終了&限界発言でも指原莉乃はMC女王に君臨か?視聴率の意外な実態

文=編集部
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「ゼロイチ|日本テレビ」より
ゼロイチ|日本テレビ」より

 3月16日、人気番組『今夜くらべてみました』(日本テレビ系)が終了し、9年7カ月の歴史に幕を閉じた。そこでMCを務めていた1人が指原莉乃だ。

 2016年2月、産休に入ったSHELLYの代役として出演した指原は、彼女の復帰後もMCを続投。当初はHKT48のメンバーだったが、その後卒業。今やそんな肩書きが不要なほどに成長した。そんな指原の知名度を飛躍的に押し上げたのが『今くら』だった。

指原加入後の視聴率上昇が転機に

 火曜深夜からスタートした『今くら』は当初、スタッフの間ではゴールデンタイムのレギュラーを狙うという考えはほぼなかったという。しかし、転機は突然やってくる。

「SHELLYの産休に伴い、指原が“代役”として加入して以降、視聴率が上昇したのです。さらにSHELLYが復帰した後も数字を落とすことなく、むしろ伸びた。ちなみにSHELLYは30代で、指原は20代。お互いに個性がぶつかることもなく、価値観のバリエーションが増えたことで番組に厚みができ、ゴールデンへの手応えをつかんでいったそうです」(テレビ局関係者)

 2016年6月、水曜21時から放送された“お試し回”の世帯視聴率が12.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録したことが後押しとなり、約1年後の2017年4月、満を持してゴールデンに投入された。

 その後、2018年1月10日の2時間スペシャルの世帯視聴率は14.1%と圧倒的な人気を誇ったが、今年3月2日の個人視聴率は4.3%、9日の個人視聴率は4.9%と、残念ながら日テレがゴールデンの努力目標にしている6%には届いていない。ひとまず、その役目を終えたということだろうか。

 いずれにしても、そんな指原の代表番組がなくなってしまったわけだが、他の担当番組の状況はどうなのだろうか。

明暗が分かれる指原のMC番組

 指原が昨年10月からMCに起用されている2番組は、明暗が分かれている。まず、かまいたちと共演している『超無敵クラス』(日本テレビ系/火曜深夜23時59分)は徹底したティーン向けの番組作りが功を奏し、絶好調。放送開始1カ月後の11月23日には世帯4.5%、個人2.2%、コア1.8%と、世帯・個人ともに番組最高を記録した。そして、今年4月からは日曜12時45分に移動し、時間もこれまでの60分から75分に拡大されるという。

 一方、同じく昨年10月から麒麟・川島明と司会を務めているのが『100%!アピールちゃん』(TBS系)だ。当初の企画主旨は「アピール下手ゆえに最大限伝えきれていない魅力を掘り出し、その魅力を代わりに全力でアピール」というものだったが、早くも数回でマイナーチェンジ。『沸騰ワード10』(日本テレビ系)の「取り憑かれた芸能人」のような企画を試したり、最近は小倉優子が早稲田大学を本気で目指すというロングスパンの密着企画をスタートさせている。

 ただし、3月7日21時から放送された2時間スペシャルは世帯3.3%、個人1.8%と苦しい数字に終わっている。今後、巻き返しとなるだろうか。

 また、昨年4月から司会を務めているのが土曜昼の『ゼロイチ』(日本テレビ系)だ。真裏には『王様のブランチ』(TBS系)が控えているが、果たして戦績はどうなっているのだろうか?

「2月19日の1部(10時30分~11時45分)は世帯6.3%、個人3.3%。2部(11時55分~13時25分)は世帯4.3%、個人2.5%でした。対して、『ブランチ』1部(9時30分~11時45分)は世帯6.4%、個人3.6%。2部(11時59分~14時)は世帯5.5%、個人3.1%となっています。あまり差はないように思えますが、F1(女性20~34歳)、F2(女性35~49歳)の世代別視聴率で見ると、『ブランチ』が1~2ポイント高い結果になっています」(同)

 その他にも、指原は日曜ゴールデンの『坂上&指原のつぶれない店』(TBS系)で坂上忍とともにMCを務めている。同番組は2時間スペシャルをよく放送しているが、たとえば2月13日のスペシャルは世帯9.4%、個人6.4%と、『ザ!鉄腕!DASH!!』『世界の果てまでイッテQ!』(ともに日本テレビ系)を裏に回しながらも健闘している。

“限界発言”も新たなMC番組がスタート

 だが、指原は現状を憂いたのか、3月1日放送の『さしフワご相談ナイト』(フジテレビ系)で、親友のフワちゃんに以下のような本音を吐露していた。

「でももう、女のタレントとしてはすごく感じてるから。すっごい思う。芸人さんがいないと進行はできないし、女一人で進行って、相当力がないとできないなと思う。私には無理だなと思ったから、もうすでに違うお金の稼ぎ方を考えているところ」

 続けて「もちろん、できることなら私も女で一人でMCやりたい」と述べつつ、「私ができなかっただけで、女が無理だと思ってるのではなくて、私が限界を感じたが正解」と話していた。

「女性司会者で頂点を極めたのは、かつては山田邦子、また久本雅美、そして関西では上沼恵美子くらいでしょう。彼女たちはいずれもお笑い畑の出身で、指原とはタイプが違う。指原は相手を“一刺し”するようなコメントはうまいが、全方位で場を回したり、まわりを巻き込んでいったりするのは多少不得手なのかもしれません」(同)

 司会業の奥深さと難しさを29歳で知ってしまった指原。さらなる成長への過渡期ともいえそうだが、4月からは新たなMC番組が始まる。木曜23時からの40分番組『トークィーンズ』(フジテレビ系)だ。同番組は過去4回スペシャルで放送されており、9年続いた『アウト×デラックス』の後を受けてスタートする。指原&いとうあさこがタッグを組んで、ゲストの芸能人を深掘りしていくという。

「今回は幸いなことに芸人とのタッグですし、指原の強みが存分に発揮されるのではないでしょうか。やはり、彼女特有の毒気はまだ需要があるということでしょう」(同)

 裏番組には『アメトーーク!』(テレビ朝日系)が控えているが、指原はどんな新境地を開拓するのだろうか。楽しみに待ちたい。

BusinessJournal編集部

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