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日本映画界の大御所・原田眞人監督、パワハラ告発に反論「事実無根の誹謗中傷」

文=Business Journal編集部
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 榊氏や園氏、梅川氏をめぐる告発は、彼らの女性への不適切な行為に関するものだが、映画業界関係者はいう。

原田眞人さんに関していえば、女性関係の問題については聞いたことがないし、そういうことはしない人だと思う。彼の現場がキツイといわれるが、たとえば戦国武将モノの撮影であれば何週間も山の中で、数百人にのぼる大所帯で早朝から夜まで撮影が連日行われることもあり、スタッフもキャストも精神的肉体的に追い込まれるので、スタッフが“飛ぶ”ことはあるだろうし、どんな現場でも急にスタッフが来なくなることは起こる。“スタッフやキャストに厳しい”といっても、それだけ真剣にクオリティを追求している証かもしれないし、彼が多くの大御所俳優たちから慕われ尊敬されているという事実は曲げられない」

 また、別の映画業界関係者はいう。

「小津安二郎や溝口健二、相米慎二など往年の名監督の現場では、ワンシーンを撮るのに延々と丸一日、一人の俳優に“駄目出し”し続けるなんてザラだった。監督が現場で怒鳴るくらいで批判されていたら、映画撮影なんて成立しない。もっとも、黒沢清や周防正行、是枝裕和といった最近の監督は、現場でも誰に対しても丁寧で腰が低いタイプの人が多い」

原田氏の回答

 一連の告発について当サイトが原田氏に見解を問い合わせたところ、次のような回答を得た。

【原田氏の回答】

 先ず松崎氏のTwitterの投稿に関してですが、映画関係者から、こんなことを書いている人がいるとの連絡があり、一部を読みましたが、事実を曲解もしくは事実無根の誹謗中傷だったので、現在製作中の映画会社スタッフとも相談中であり、松崎氏に対するコメントは差し控えます。ただし、このままTwitterの投稿が削除されないようであれば、法的手段をとらなければいけないだろう、という認識です。それを踏まえて、質問事項にお答えします。

Q1「現場スタッフ&端役へのパワハラを常態化している」「脇役をゴミのように扱う」に関して。

 そのような事実はありません。現場で大声を出すことはあります。日本映画の撮影現場は、『関ヶ原』のようないわゆる大作であっても、ぎりぎりの予算、ぎりぎりのスケジュールで撮っています。撮り直しがほぼできないことを前提として撮るわけで、効率よく進めるための緊張感はあります。数百人のエキストラが出演する群衆シーンで助監督が勘違いして、監督とは別の指示を出すこともあります。その場合は大声で修正します。私が怒る時の声の多くは「違うだろ!」の一声です。怒り続けるわけでもありません。怒るときは、現場を進めるためであって、現場を停滞させないことは映画監督の使命の原点です。

 端役への扱いでいえば、100の端役があったとして、1人か2人、演出プランとは違うことをやって、私が注意指導を行わなければならないときもあります。松崎氏は「主役には激甘で脇役もしくは端役に厳しい」というようなことを投稿していたと記憶していますが、これは事実をかなりねじまげた表現です。

 先ず、主役クラスの役者とは準備段階から接する機会が多くあります。衣装合わせにも時間をかけますし、リハーサルも、メインの役者のメインのシーンは入念にやります。ですから、私の演出意図を明確に理解しているので、現場で問題もおきません。

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17:30更新
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