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「症状」渡した社員自殺…ハシモトホームと原子力関連プロジェクト

文=Business Journal編集部
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 現社長は一時、福島に修行に出た後に貞夫さんと代替わりしたはずです。

 今は全国的なコロナ禍の不況もありますが、それ以上に前述の原子力関連プロジェクトが止まったことの影響は大きかったと思います。東京電力福島第1原発事故以降、東通村の東京電力の東通原発、大間町の電源開発大間原発、六ケ所村の使用済み核燃料再処理工場など一連の国家プロジェクトが暗礁に乗り上げました。原発や核施設を稼働させるには、その運用者、メンテナンス要員など膨大な人員が必要です。当然、各原子力プラントを稼働させるためには、そこで働く人々のための多くの住宅が必要となるわけです。

 昔は各原子力施設の周囲には国の補助金を受けた県や地元自治体による宅地造成計画が組まれ、県内ハウスメーカー各社が分譲住宅をこぞって作ろうしたものですが……。正直、今はそっち方面で食っていくのは難しく、かといって青森県内の若年人口は減少の一途で、新規に家を求める顧客を確保するのもまた厳しいのです。

 かつては似たような賞状を社員に配っても、もう少し和やかな忘新年会だったのではないでしょうか。今回のパワハラ問題の背景に、ハシモトハウスさん社内の“焦り”や“苦境”が見受けられる気がします」

アルハラ・パワハラの風土がまだ残っている?

 一方、青森市出身で、地元報道機関に2010年代まで勤務していた首都圏在住の女性ライターは次のように語る。

「仕事柄、地元企業と交流を深めていました。ハシモトホームさんの幹部も取材したことはあります。青森は津軽、南部、下北を問わず、飲み会は“激しく”、良い意味でも悪い意味でも“昭和”です。

 もちろんおとなしく飲む人もいるのですが……。首都圏などでは“アルハラやパワハラの温床”として次々に禁止になっている『忘年会』『新年会』の『かくし芸』もまだまだ各企業に残っていましたね。私が10年前に担当していたある公官庁ですら、忘年会のかくし芸は必須でした。特に入社年次の若い社員は、自社も他社も関係なく、いろいろな意味で恥をかかされます。女性記者が露出の多いコスプレをさせられて、歌わされるなんてこともありましたね。

 今は変わっているといいのですが」

(文=Business Journal編集部)

 

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