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美川憲一が広告塔、空気清浄機が景表法違反…楽天イーグルスのスポンサー継続

文=Business Journal編集部
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美川憲一が広告塔、空気清浄機が景表法違反…楽天イーグルスのスポンサー継続の画像2
仙台89ERS公式サイトより
美川憲一が広告塔、空気清浄機が景表法違反…楽天イーグルスのスポンサー継続の画像3
東北楽天ゴールデンイーグルス公式サイトより

 つまり消費者庁優良誤認指摘・措置命令後もスポンサーを続けていたことになるのだが……。仙台89ERSに事実関係を確認をしたところ、アップドラフトがトップスポンサーであることを認めた上で、今後のスポンサー契約の方針について次のように回答した。

「現在、事実関係を確認しています。状況が確認できた後に弊社の対応も決定します」

 89ERSの運営に協力した経験のある元仙台市幹部は次のように語る。

「アップドラフトさんは昨年の措置命令以降、商品表記を修正し、正しい情報発信に努めているのだとは思います。ただ国がこのように優良誤認などの典型例として発表し、実際に処分を科す事態になったことは重く受け止めなければいけません。

 チームは設立当初、広告収入が脆弱で赤字経営が続いていました。経営母体が変わったことで改善はあったでしょうが、サッカー、野球の各地元プロチームに比べ、広告収入の厳しさは現在もあまり変わっていないと思います。

 そもそも昨年、優良誤認が発覚した段階で、課徴金納付命令に至る可能性は十分予見できたでしょう。しかし、アップドラフトさんはチームにとって核となるスポンサーです。違反行為もコロナ禍以前の2019年のものなので、(チーム運営は)大きな問題と捉えていないのかもしれません。

 今、健康や感染予防関連のフェイクニュースや事業者の優良誤認表記に対し、消費者の怒りは高まり続けています。プロスポーツチームは地元テレビや地元紙による報道で取り上げられる公共性の高い団体です。視聴者や読者は、ユニフォームや競技会場に掲出された会社名や商品名などを、各メディアのスポーツニュースの中で無意識に認知し、記憶にとどめていくからです。

 Bリーグのように地元自治体のファンの応援で成り立っているようなプロチームのトップスポンサーが、科学的根拠に乏しい商品を売っていたというのは望ましいことではないとは思います」

(文=Business Journal編集部)

 

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