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姫路女学院、体罰事件の裏で校名変更・中高一貫校化・生徒定員の半減化の“改革”

文=Business Journal編集部
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「同校の目玉であるアスリートコースは毎年度30人を募集していましたが、20年度の出願は21人で定員割れを起こしました。

 21年度の出願も32人と低迷しましたが、仕切り直しを経た22年度は50人に増えたようです。校名変更と中高一貫校化は同校創立100周年記念事業の一環として発表されたもので、地元メディアも大きく取り上げました。

 アスリートとして優秀な生徒は各校でし烈な争奪戦が行われます。優秀な生徒を選抜し続けることのできる立ち位置を確保するためには、結果を残さなければいけません。勝利至上主義のもと、精神論的な指導を学校として黙認していた可能性も高いのではないでしょうか」

校名変更でイメージアップ図るも体罰事件で台なし

 同県公立中学校学校の女性教員は次のように指摘する。

「学校経営の観点から、中高一貫校化と校名変更は“仕切り直し”の意味があったのだと思います。良いイメージがあったのですが、今回の体罰の一件で吹っ飛びました。

 あの体罰は傷害罪でしょう。しかも殴られてぼろぼろになっている生徒を、5時間も立たせていたのに、顧問以外の教員やチーム・学校スタッフも放置していたんですかね。強化運動部で顧問と生徒以外いないというのは考えられません。

 また暴行した教員の処分を、学校が即決できていない理由もよくわかりません。公立学校ではあり得ない対応だと思いました。自分の教え子をこの学校に進学させたくありません。来年度以降の出願に影響が出る可能性は非常に高いと思います」

姫路女学院「体罰に当るか判断する」→「体罰認め謝罪」

 体罰について、姫路女学院を運営する摺河学園の摺河祐彦理事長は今月3日、会見で「被害に遭った生徒や両親はもちろん、それ以外の生徒にも心から申し訳なく思っている」などと謝罪。一部報道を参照する限り、学園側は会見前後まで「教諭の行為が体罰に当たるかどうか判断する」などと説明していたが、4日午後4時現在の公式サイトには以下のように、「体罰を認める内容」の謝罪文を掲載した。

「この度、本校ソフトボール部顧問による部員への体罰がありました。この問題は、テレビや新聞でも報道され、生徒や保護者の皆様をはじめ、卒業生の皆様、各方面の皆様に多大のご心配、ご迷惑をおかけして誠に申し訳なく思っております。今後は、再発防止に努めるとともに、被害に遭われた生徒と保護者の方が1 日も早く心身を快復なさるよう、また、在校生の心のケアに注力してまいります」

 神戸新聞が3日に報じた、『姫路女学院高ソフトボール部体罰 顧問の男性教諭、ほかにも複数の暴行や暴言か 理事長が謝罪』によると、問題の教諭は9月24日朝、ユニホームを忘れてきた女子生徒の顔を平手打ちし、顎が外れる大けがを負わせたうえで、「お前なんかいらん」などと暴言を浴びせたという。

 生徒は顎が外れたまま5時間以上、教諭のそばに立っていたという。また翌日も尻を蹴られるなどし、精神的ショックが大きく登校できていない。生徒側は3日、兵庫県警に被害届を提出し、教諭は現在、自宅謹慎中という。

(文=Business Journal編集部)

 

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