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ベーコン消えたペペロンチーノ…セブン、あえて不評の総菜4選を実食レビュー

取材・文=A4studio
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セブン-イレブン「あらびきソーセージの麺大盛ペペロンチーノ」

 国内2万1000店舗を突破しているコンビニエンスストア業界最大手のセブン-イレブン。言わずと知れた我々の生活に馴染んでいるコンビニだ。

 そんなセブンの7月から9月までの月次報告によると、既存店の前年同月比の売上、客数、客単価はおおむね現状維持といえるだろう。売上は7月が103.6%、8月が104.7%、9月が100.4%と3カ月間プラスの傾向。続いて客数は7月が99.4%だが、8月が101.1%、9月が101.4%となっている。客単価は7月が104.2%、8月が103.6%、9月が99.0%という結果だ。

 そんな安定した業績のセブンはこの秋も多くの商品をラインナップしており、ほとんどの商品は美味しそうなものばかりなのだが、なかには微妙と思えるものも……。そこで今回は“この秋、要注意(?)なセブン商品”を4品ピックアップしたので、実際に食レポしていく。

あらびきソーセージの麺大盛ペペロンチーノ/604円(税込、以下同)

 コンビニ商品のなかには、リニューアルで改悪されてしまうものもしばしばある。9月28日に発売された「あらびきソーセージの麺大盛ペペロンチーノ」もそんな商品のひとつだ。

 にんにくと唐辛子の入った大盛りのペペロンチーノに、大ぶりのソーセージが2本もトッピングされている本品。ニンニクの旨みと唐辛子の辛さが効いているソースがパスタと良く絡み、お腹が空いているときならグイグイ食べ進めてしまう味だ。パスタ自体の量もボリューム満点で、ソーセージも食べ応えのあるジューシーな仕上がりなのでお腹は膨れるだろう。

 ただし、本品を語るうえでひとつ注意すべきことがある。というのも、本品は「ソーセージとベーコンの大盛ペペロンチーノ」からリニューアルされた商品なのだが、なんとベーコンが消えてしまっているのである。ソーセージは代わりに1本増えたもののSNS上では「俺の大好きなペペロンチーノのベーコンが!」「ベーコンがなくなるのはでかい」と悲しみを露わにするユーザーが少なくなかった。

 セブン公式いわく、「『食べ応え』を重視した結果、ベーコンをなくしてソーセージを増量した」とのことなので「むしろソーセージが増えてお得になった」という声もあるそうだが……。賛否両論を呼んだ商品であることには違いなく、ペペロンチーノにベーコンがマストで欲しいというタイプの人には要注意だろう。

レバニラ/345円

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 中華料理の定番メニューであるレバニラ炒め。柔らかい食感のレバーと強い風味のあるニラの組み合わせは最高と評する方もいるが、セブンから発売されている「レバニラ」は購入前に注意が必要だ。

 食べてみると安物のレバーにありがちなモソモソとした食感ではなく、弾力のある噛み応えだったものの、噛むごとに独特の獣臭さというか生臭さが際立ってくるのである。しかも、その香りがニラやもやしにも移っているため、レバー特有のにおいがそこまで得意ではない方だと完食は厳しいかもしれない。

 たれはコクのある仕上がりだったのでお米やビールが進む味ではあると思うが、肝心のレバーが人を選ぶ味といえそうだ。

手巻寿司 まぐろたたき巻/199円

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手巻寿司 まぐろたたき巻」は、まぐろたたきをわさび醤油で味付けした手巻寿司。海苔がフィルムで包まれているため、パリパリの状態で味わえるのがポイントで、寿司をより美味しくいただける仕様になっている。

 ただ肝心の味自体の好みが分かれそうなのだ。まず酢飯の酢の味が強く、そのせいかまぐろたたきの味がさほど感じられない。そして、わさび醤油の味も鼻がツーンとなるような強い辛さではなく、噛んでいる途中にかすかに香りを感じる程度。わさびが苦手な方なら問題なく食べられそうだが、わさびの風味を期待して購入した方はやや拍子抜けするかもしれない。

 とはいえ、まぐろたたきのみを食べてみると、そこまで生臭さは感じなく、旨みのある味付けとなっていた。これは推測だが、寿司という生ものの商品を長持ちさせるためにあえて酢を強めにしているのかもしれない。

ちょびっとぶっかけそば/270円

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 セブンには、あと一品少量で食べられるものが欲しいという要望に応えたラインナップも豊富。こちらの「ちょびっとぶっかけそば」は、そんな需要に応える小盛りのそばなのだが、クオリティ自体は微妙と評する人も少なくないのだ。

 セブンの「石臼挽き蕎麦粉のコシ ざるそば」(388円)の半分ほどのサイズしかない本品は、そばにつゆをそのままかけて食べる商品。冷蔵コーナーで冷やされているため、そばとつゆはひんやりとしていて美味しくいただけそうである。だが、そば自体は冷えている分固くなってしまっており、上手くすすれないのだ。そして、そばの魅力であるコシと香りも薄めだったので、そばを食べているという満足感があまりないという印象だった。

 また、つゆもそばの量に対して明らかに少なく、味なしの状態でそばを食べざるを得ないときも……。量的には「あと一品」にちょうど良いサイズではあるものの、値段に対して納得できるかどうかは食べる人次第だろう。

 セブンの商品はリーズナブルで高クオリティなものばかりだが、なかには不評を買うものも少なくない。セブンに足を運んだ際に、本記事が参考になれば幸いである。

(取材・文=A4studio)

※情報はすべて10月19日時点のものです。

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エーヨンスタジオ/WEB媒体(ニュースサイト)、雑誌媒体(週刊誌)を中心に、時事系、サブカル系、ビジネス系などのトピックの企画・編集・執筆を行う編集プロダクション。
株式会社A4studio

Twitter:@a4studio_tokyo

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