
乃木坂46の1期生、齋藤飛鳥が年内での卒業を発表した。残る同期はキャプテン・秋元真夏のみとなり、結成11年を経た今、時代の移り変わりを実感せざるを得ない。2015年から続く彼女たちの冠番組『乃木坂工事中』(テレビ東京系)に居並ぶメンバーも、一昔前とはまったく様相が違う。
そんなグループの中核の番組で存在感を示しているのが4期生だ。3期は梅澤美波、久保史緒里ら、今やベテランの風格も漂いつつあるメンバーがスタジオの“安心感”をもたらしてくれる中、特に4期生の最近の伸びは特筆すべきものがある。
特に30thシングル『好きというのはロックだぜ!』で初めて選抜メンバーに抜擢された金川紗耶、弓木奈於、続く31thシングル『ここにはないもの』で弓木に続いて新4期生から選抜入りを果たした林瑠奈の注目度は高い。
モデルとしても活躍する金川紗耶
10月から『ラヴィット!』(TBS系)のシーズンレギュラーを務めている金川紗耶。「やんちゃん」の愛称で、麒麟・川島明らスタジオの出演者たちからもかわいがられている。その底抜けの明るさと天性の華は、まさに朝にぴったりだろう。さらに、今季球界を席巻した「きつねダンス」にもうまく乗ることもでき、飛躍の年になったに違いない。
ラジオ番組『IMAREAL』(FM北海道)内の冠コーナー「乃木坂46 金川紗耶のイマレコ!」では、バッタが自分の顔に張り付いて困ってしまったという不思議なトークを繰り出したり、『東京パソコンクラブ~プログラミング女子のゼロからゲーム作り~』(BSテレ東)では言葉遣いを微妙に間違えることもあるが、そこがまた良いアクセントを生んでいる。
「『新・乃木坂スター誕生!』(日本テレビ系)で、オズワルドから地元・北海道開拓の父であるクラーク博士の『少年』から始まる名言を尋ねられ、即座に『少年は走る幅は3cm』と答えるあたり、まだまだ素質が眠っているように思われます。『乃木坂46とダンスバトルズ』(フジテレビ系)でも、霜降り明星・せいやから『バラエティ席巻するぞ』と認められていましたが、どこまで活躍の場を広げられるか」(芸能ライター)
叩き上げのアイドル・弓木奈於
グループの冠番組『乃木坂工事中』(テレビ東京系)でここのところ、めきめきと頭角を現しているのが弓木奈於。それまでも活躍の場はあったものの、選抜入りしてからの登板は目に見えて増えており、毎週どこかしらの場面では使われては、鮮烈なキラーフレーズを放っている。
『乃木坂46弓木奈於とやみつきちゃん』(ひかりTV)では生まれ育った京都へ凱旋ロケを果たしていたが、帯同するタイムマシーン3号を相手に強烈なボケを連発。初絡みに衝撃を受けたタイムマシーンの2人が、のちに放送されたラジオ番組『タイムちゃん』(FM FUJI)で、「そのあと共演した芸人のボケが弱く感じた」と言っていたという後日談まである。
11月22日に放送された特別番組『ミュージックジェネレーション』(フジテレビ系)でも、息を吐くように天然発言を連発。ことごとく、さまぁ~ずとニューヨークからツッコミの嵐を受けていた。