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三ツ矢雄二が若手声優の「使い捨て」に警鐘 相次ぐ女性声優の体調不良で業界の“ブラック”ぶりが露呈

文=佐藤勇馬
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「三ツ矢雄二オフィシャルウェブサイト」より

 女性声優が体調不良による休業や活動制限などを発表するケースが急増し、ファンから「声優業界の闇」「声優業界で何が起きてるんだ」などと心配の声が集まっている。そうした事態を受けて、ベテラン声優の三ツ矢雄二が「若手声優が使い捨てにされている」「『声優は裏方で芝居をする仕事』という根本に、使う側も立ち戻ってほしい」などと警鐘を鳴らし、ネット上で反響を呼んでいる。

 今や声優は「顔出し」活動が当たり前になり、テレビ番組などにもよく出演するようになって華々しい職業というイメージになった。しかし、最近は女性声優の体調不良などが急増。11月には、人気スマホゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』のサイレンススズカ役で知られる高野麻里佳が適応障害と診断されたため当面活動を制限すると発表し、同じく『ウマ娘』でアイネスフウジン役を務める嶺内ともみは年内いっぱいで声優を廃業すると発表した。

 同じく『ウマ娘』でサクラバクシンオー役を担当していた三澤紗千香は、Twitterで「みんなが望むわたしになれなくてごめんね」などと不穏な発言を連発し、11月10日に事務所から「体調が万全でない状態」「当面の間、本人によるSNS更新はお休みさせていただきます」とストップがかかった。さらに、アニメやゲームなどを展開する『BanG Dream!(バンドリ!)』の丸山彩役などで知られる前島亜美は、8月下旬からSNS更新が途絶えて「消息不明」となっていたが、11月末に「一部で報じられた体調不良は事実」とした上で、芸能活動の休止と事務所からの退所を発表した。

 そんな中、11月23日配信のネット報道番組『ABEMA Prime』(ABEMA)が声優たちの過酷な労働環境問題を特集。声優の当事者として、ベテランの三ツ矢と榎本温子がゲスト出演した。

 榎本は「私がデビューした1998年の時点で、プロモーションとして歌を歌ったりイベントをするのが当たり前の時代だった」とし、多忙すぎて声優としての演技を突き詰めていく余裕がなくなると証言した。また、最近は声優がアイドル活動やアーティスト活動で歌うことが増えたが、商売道具の「喉」を酷使するため、声帯の異常などで体調を崩す人が多いのだという。

 三ツ矢は「今の“声優アイドル”は、AKB48などを模倣したものが主流になり、声で芝居をする職業という部分が二の次、三の次になっている。オーディションをすると、『あなたはグラビアできますか?』『水着になれますか?』『歌を歌えますか?』と聞かれ、それができない人はキャスティングされないこともある」と、声優業界の現状を明かした。

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