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パソコンでは圧倒的なシェアを誇るWebブラウザアプリのGoogle「Chrome(クローム)」ですが、タブをたくさん開くとメモリを消費して、パソコンの動作が重くなってしまいます。そのようなときはChromeのVer.108から搭載された「メモリ節約モード」を試してみてください。今回はGoogle Chromeのメモリ節約モードの使い方を紹介しますが、合わせてVer.108で新たに搭載された「省エネモード」についても紹介します。
Chrome(Ver.108)でメモリを最大40%も節約できるモードを搭載
今やパソコンで圧倒的なシェアを誇る、GoogleのWebブラウザアプリ「Chrome(クローム)」ですが、意外とパソコンのメモリを消費していることをご存じでしょうか?
編集部の調査ではライバルのFirefoxより10%ほどChromeのほうがメモリの消費率が多かったのです。詳しく知りたい人はこちらの記事を参考にしてください。
そのようななか、Googleはデスクトップ版Webブラウザ「Chrome(Ver.108)」において、メモリの消費を最大40%も抑える機能を、2022年12月から実装しました。
この「メモリ節約(Memory Saver)モード」は、閲覧しているWebサイトのうち、使用していないタブのメモリを個別に解放でき、最大40%(10GBのメモリ)も節約できるというものです。

また、ChromeのVer.108では同時に「省エネ(Energy Saver)モード」も搭載されており、こちらはノートパソコンのバッテリー残量が少なくなったときに、稼働時間を伸ばすためのモードとなっています。
具体的には、ChromeでWeb閲覧しているときにバッテリー残量が20%以下になると、バックグラウンドのアクティビティや、アニメーションなどの視覚効果を制限して、バッテリーを節約できるとのこと。
そこで今回は、Google Chrome(Ver.108)で実装された2つのモードをどう使えばいいのか、Windows 11のノートパソコンを使用して紹介しましょう。
●Chrome Developers「What developers need to know about Chrome’s Memory and Energy Saver modes」は→こちら(英文)

Chromeのバージョンを確認する手順


メモリ節約モード(Memory Saver)の使い方を解説!
それでは実際に「メモリ節約モード」を使う方法を紹介しましょう。
まず、Chromeを起動して複数のタブを開いた状態にしたら、新規でタブを開いて、アドレスバーに「chrome://discards」と入力します。
すると、メモリ節約モードの設定画面が表示されますので、画面右側にある「Action」の「Urgent Discard」をクリックしましょう。これで「Urgent Discard」にしたタブは、メモリ節約モードに入ります。
もちろん、「Urgent Discard」にしたタブを再び開くと、また「Load」に戻って普通に閲覧できるようになりますので、ぜひ試してみてください。
メモリ節約モードを設定する手順



Chrome(Ver.108)では、省エネモードも実装されていますので、ノートパソコンなら設定しておいたほうがいいでしょう。
まず、Chromeのアドレスバーに「chrome://flags/#…