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いしだ壱成「あんなにはっきり見えたのは人生で初めて」、映画『三茶のポルターガイスト』撮影現場で遭遇した戦慄体験とは?

取材・文=佐藤隼秀/ライター

いしだ壱成「あんなにはっきり見えたのは人生で初めて」、映画『三茶のポルターガイスト』撮影現場で遭遇した戦慄体験とは?の画像1

 3月24日に公開されるホラードキュメンタリー映画『三茶のポルターガイスト』に、俳優のいしだ壱成が出演した。心霊現象が多発すると噂される撮影現場で、実際に子供の幽霊を目撃したいしだ。「しばらくの間、恐怖が脳裏から離れなかった」と振り返った。さらにインタビューでは、スピリチュアルに傾倒した顛末や、幽体離脱した話、鬱状態に陥ったエピソードを告白。元祖「フェミ男」として一世を風靡したいしだが、撮影の舞台裏や、これまで体験した怪奇現象について語ってくれた。

ーーいしださんがホラー映画に出演するのは意外に思われますが、今回の話が来た時はどう思われましたか?

今回は、角さん(映画で主演を務めるオカルト編集者の角由紀子)から話を頂いたのですが、なかば好奇心から出演を決めました(笑)。角さんとは共通の知り合いがいたり、主催のイベントに呼ばれたりと親交はあったんです。三茶のポルターガイストでは、「映画内でいしださんが体験した心霊現象を話して欲しい」と言われ、披露できそうな話がいくつかあったのでちょうど良かったです。

ーー実際に映画内では、自身が体験した心霊現象を披露されていますね。

はい。たしか僕が23、24歳ごろの時ですかね。ドラマの撮影が終わって、滞在先のホテルから友人のAさんに電話したんです。そしたら急にAさんの声がフェードアウトするように細くなって、代わりに別の友人Bさんの声が聞こえてきたんです。「あれっ」て思いながらもそのままBさんと通話して切ろうとしたら、再びAさんが「もしもしもしもし!」って急にカットインしてきて。

「おかしいな……疲れているのかな」と思って、電話はそのまま切ったんですよ。その直後に、何気なくホテルに備え付けられた窓を見たら、緑色した人間の顔が10人ぐらいブワーッと見えたんです。全員大人でこちらを見ていて、もう何が起こっているか分からないし、足が動かなかったですね……。

ーー他に怪奇現象に遭遇することはありますか?

中学生ぐらいの時に幽体離脱したことはあります。就寝中、急に宙に浮いたような感覚がして目が覚めたら、自分が天井に向かって浮いていくのがわかるんですよ。おかしいなと思って下を見たら、ベッドの上に自分の肉体があったので、そこで「幽体離脱したんだ」と気付きました。抜けた魂はそのまま部屋中を浮遊した後、吸い込まれるよう身体へ戻っていき、そのままバッて目が覚めたんですよね。

ただ幽体離脱は心霊現象ではなくて、どちらかというと超常現象ですよね。僕は霊感が強くないので、心霊現象に遭遇することはほぼなかったんです。だからこそ余計に、今回の撮影現場で見た幽霊が忘れられないですね(苦笑)。

ーーやはり遭遇したんですね……!

はい。当日、撮影現場のビルのエレベーターに乗ったら、そこからもう空気が重いんですよ。なんか重苦しい圧を感じるというか、もういかにも出そうな雰囲気なんですよ。その時に少しオファーを受けたのを後悔しました(笑)。

実際にカメラが回っている撮影時も、建物内にあったホワイトボードの後ろあたりに男の子の顔が見えたんですよね。後から関係者に話を聞いたら、「その幽霊よく出るんだよ」って言われて驚きましたね。

ーー撮影を終えてどうでしたか?

撮影自体は順調だったんですけど、その男の子の霊が怖くてなかなか脳裏から離れず……。後日、映画を観せてもらったんですけど、実際に体験しているので余計に怖くなってしまいました。思わず知人の霊能者に「霊を浄化する方法を教えてくれ」とお願いしたほどです(笑)。

ーーどのように浄化したのですか?

お風呂にお湯をはって、そこに海水と同じ濃さになるぐらい塩を入れて、髪の毛も含めて全身浸かりました。お清めみたいなものですね。

ーーお清めのようなスピリチュアルなどは信じる方ですか?

そうですね。中学生の頃から占いとかタロットとかは好きでした。どちらかと宇宙とか愛とか、そういった神秘的なスピリチュアルなものに惹かれます。あとは神社・仏閣巡りが趣味で、よくお参りによく行ってました。気分が落ちている時とか、身体が汚れているなーと思った時は、滝に打たれに行ったりしますね。

ーースピリチュアルに傾倒されたきっかけはありますか?

はまったというより、生まれつきHSP(外界や体内の刺激に非常に敏感に反応してしまう気質のこと)で、そういう神秘的なパワーを感じることは多々あったんです。

逆に感覚が繊細すぎるゆえ、演じる役柄と素の自分のギャップに苦しんで鬱になった時期もありました。一時期は解離性同一障害を患ってて、自分の中に11つの人格があったんです。全員性格がバラバラで、高圧的な人格もあれば、臆病な人格もある。今ではだいぶ落ち着きましたが、酷い時は自分でコントロールできずに色んな人格が漏れてしまうので、仕事をセーブしていたほどでした。

ーー症状が収まって良かったです。スピリチュアルには傾倒されているいしださんですが、今回の出演を経て心霊現象に関するイメージは変わりましたか?

心霊現象もただ単に幽霊が出て怖いのではなく、なにか建物自体に理屈では説明できないようなパワーを感じると思いました。三茶のポルターガイストで訪れたビルは、空間全体に重苦しい雰囲気が漂っていたり、どこか線香の匂いが漂っていたりと、引力というか磁場の強さを感じましたね。

ーー最後に、これから映画を観る方に向けてメッセージがあればお聞かせください。

はい。現場にいた自分からしたら、映画で起こる怪奇現象は仕込みではないと確信できますし、僕自身も疑いたいけど疑いようがないです(笑)。あそこまで幽霊がはっきり見えるのは人生で初めてでしたし、ぜひ劇場でその恐怖を体験して欲しいですね。

(取材・文=佐藤隼秀/ライター)

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